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扶桑武侠傳

扶桑武侠傳(ふそうぶきょうでん)は小林正親が中心になって製作した武侠小説をテーマにしたテーブルトークRPG(TRPG)。2005年に新紀元社からB5判書籍の形態で発売された。表紙イラストは山田章博が担当。絶版。中国の娯楽時代小説である「武侠小説」のジャンルをストレートに再現したTRPG。中華風の架空世界を舞台にしたゲームで、プレイヤーキャラクター(PC)は様々な流派の武術を会得した武術家となり、江湖をさすらいながら様々なドラマを体験する。キャラクターの信念を貫くことで無限の力が発揮できる「生き様ルール」、キャラクターの活躍にあわせた舞台演出を発生させる「花鳥風月ルール」など独特のロールプレイ支援システムが搭載されており、武侠小説ならではの派手でケレンミのある物語が楽しめるように作られている。ただ、キャラクターの作成方法で容姿や外見といったところまでトランプを引いて決める関係から自由に決められないなどのとっつきにくさ、更には判定にもトランプを使う事からオンラインプレイに対応出来ないといった、他とは明らかに「逆行した」システムがもたらす弊害は余りにも大きく、TRPGプレイヤーからクソゲー扱いされるなど大変な不評及び不興を買う事となった。雑誌での特集も回を追うごとに縮小の一途を辿った末に一年少々で打ち切りも同然の形で消滅。小説やサプリメントも発売予定であったが、連載企画の終了によって中止となった。絶版となったため、現在はサポートサイトも抹消されている。また、Role&Roleの公式サイトはおろか、出版元の新紀元社ですら扱っていない。キャラクタークラス制に属する。プレイヤーキャラクター(PC)は。自分が会得している武術流派である「門派」を1つ選択する。「門派」がこのゲームキャラクタークラスにあたる。#門派の節も参照。門派ごとに「奥義」と「功夫(こうふ)」が複数設定されていて、修得ポイントの範囲内でこれらを会得することができる。能力値は以下の8種類があり、15点を自由に割り振ることで決定される。さらにこれらの能力値の割り振った結果から、生命力を表す【命力】と精神力を表す【内力】の2つの値が導き出される。また、全てのキャラクターは「生き様」を1つ決定する必要がある。生き様の内容はトランプを山札から引くことにとって決定される。また、決定された生き様にはスート(トランプの模様)が対応する行為判定はサイコロを使った「命力判定」と、トランプを使った「内力判定」の二種類が存在する。PCは判定を行うときにどちらの判定方法を使うかを任意に選択できる。内力判定に使うトランプの手札は、ゲームの開始時に【内力】の値と同じだけ各プレイヤーに配られる。行為判定は双方ともに上方判定である。判定達成値の十の位がその判定の「活劇段階」になる(例えば、達成値が35ならば、「三段階活劇」となる)。PCが導き出した活劇段階が、ゲームマスター(GM)の提示した活劇段階と同じならばその行為判定は「成功」、上回っていれば「大成功」となる。功夫は一般的なTRPGにおける「スキル」「技能」にあたるものである。キャラクターメイキング時に修得ポイントを消費することで会得する。功夫は門派ごとに設定されているが、門派に関係なく会得できる一般功夫もある。各功夫にはレベルのようなものがあり、これを「功夫値の上限」と呼ぶ。修得ポイントを1点消費するたびに1つの功夫の「功夫値の上限」が1点上昇する。各キャラクターはゲームの開始時に「功夫値の上限」と同じ数だけ各功夫の功夫値を得る。行為判定を行うとき、その判定の内容が会得している功夫と関係あるならば、その功夫の功夫値を使用することで以下のボーナスが与えられる。(<歴史>の功夫を会得しているものが歴史書を調べる場合、など)PCが行為判定をするとき、PCは1つの場面につき一回だけ「生き様を貫く」と宣言することができる(この作品はシーン制である)。生き様を貫くと宣言した行為判定では、自分のキャラクターの「生き様」で決定されているスートが出るまで山札からカードを引き続け、全ての数値を足すことができる。ただし、PC作成時に選択した「生き様」の内容にそった行動に関する行為判定でないと、このボーナスは得られない。行動が「生き様」に沿っているかどうかはゲームマスター(GM)が判断する。戦闘は攻撃側と防御側の双方が行為判定を行い、攻撃側の判定の活劇段階が防御側の活劇段階を上回ることで攻撃が命中したとされる。ダメージは攻撃側の「活劇段階」と同じ枚数のカードを山札から引き、数字を合計したものが基本になる。これにキャラクター毎に設定された殺傷値を足したものが相手に与えるダメージ値となる。ダメージは相手の【命力】に与えるが、特技や功夫を使えば【内力】にも与えられる。奥義はいわゆる必殺技のようなものであり、門派ごとにいくつか設定されている。奥義はキャラクターメイキング時に修得ポイントを消費することで会得する。奥義を使うことで、相手の防御を無効化する、一度に複数の敵を攻撃する、などの、通常では不可能な行動を行うことができる奥義を使用するときは「奥義判定」と呼ばれる特殊な行為判定が必要となる。奥義判定は、奥義毎に設定されている「役札」を手札からどれだけ出せるかという判定である。必要な役札は「スペード」や「ダイヤ」などスートで指定される。役札を多く出せば出すほど、奥義の「招式値」というものが上昇する(どれだけ上昇するかは奥義により異なる)。この「招式値」が奥義判定の達成値の基準となる。通常の行為判定と同じく、奥義判定の達成値から活劇段階で決定される。なお、「招式値」が高くなると追加効果が得られる奥義もある。なお、奥義には修得レベル(奥義値)が設定されており、奥義値を超える枚数の焼く札を出すことはできない。同じ奥義でもよりレベルを上昇させた者の方が高い威力をはじき出せるのである。手札の中からカードを一枚場に出すことによって、その場面の「舞台効果」を決定することができる。決定できる舞台効果は、その場面の「風景」、「音楽」、「雰囲気」の三つである。なお、音楽というのはキャラクターに聞こえるわけではなく、「もしもこのゲームが映画や舞台劇ならばこのような音楽がBGMに流れるだろう」というムード作りのための描写である。舞台効果はいわゆる花鳥風月にともなったものが演出される。例えば、ハートのカードを出せば「花」に似合った描写が、クラブならば「鳥」、スペードならば「風」、ダイヤならば「月」となる。プレイヤーが行った花鳥風月の演出が物語のムード作りとして優れたものであるとGMが認めた場合、そのプレイヤーが担当するキャラクターの功夫値が1点回復する。『扶桑武侠傳』は江戸時代の戯作者「秋霖斎梅月(しゅうりんさいばいげつ)」の作った伝奇小説『扶桑武侠演義(ふそうぶきょうえんぎ)』を原作とするTRPGであり、その原作の世界観で遊ぶ作品である。…という設定がされているが、この『扶桑武侠演義』はあくまで架空の作品である。『扶桑武侠演義』の舞台である「扶桑(ふそう)」は、「中国風の文化が根付いた架空の日本」を舞台にしており、あらわれる地名などは基本的に日本の実在の地名をベースにしている。そのため、このゲームは中国の地理や歴史をそこまで理解していなくても遊びやすいようになっている。『扶桑武侠演義』は架空世界「扶桑」を舞台にした年代記であり、全六巻八冊によって構成されている未完の作品である。原作者の秋霖斎梅月は煙草屋を営んでいたのだが、当時、同じく煙草入れの店を構えていた山東京伝と知己となり、彼に入門して戯作を志すようになる。享和3年(1803年)に『扶桑武侠演義』の執筆を開始。作品の挿絵は、同じ門下であった曲亭馬琴の紹介により、葛飾北斎の門人である「葛西北雨(かさいほくう)」が担当した。刊行の巻を重ねるたびに人気が出ていったが、文化3年(1806年)に起こった芝の大火により梅月は34歳の若さで死亡。作品は未完となる。梅月は執筆にあたり、架空世界「扶桑」を詳細に創作することから開始した。「扶桑」は日本をモデルにした架空世界であり、日本の神話や歴史のオマージュも組み込まれている。このことから、扶桑世界は中国の伝奇小説風の世界でありながら、和風ファンタジーとしての要素ももつ、「和中折衷」ともいうべき世界観となっている。梅月が作った扶桑世界の設定は膨大なものであり、扶桑の歴史を描いた『扶桑史記』、地誌を描いた『扶桑風土記』などが『扶桑武侠演義』とは別に書き残されている。このゲームの世界設定はこれらの副次刊行物から作られている部分も多い。なお、梅月が作った設定資料は刊行されていないメモなども大量にあったが大火により多くは失われている。また、小林正親の六代前の先祖に、戯作者・山東京伝と交流があり、また、俳人・小林一茶の縁戚にあたる「小林嘉エ門(八代目 嘉エ門)」という人物がおり、読売(瓦版)や戯作本、役者絵と一緒に煙草を販売する、今で言うコンビニのような店を作り、財を築いたという。その煙草屋という商売から、当時、江戸京橋の南(現在の銀座一丁目)に紙製煙草入れ店を開いていた山東京伝と親しくなり、その門人となったが、彼の残した戯作・俳句などは戦災により全て焼失してしまっているという。『扶桑武侠演義』はここまでが描かれて唐突に終わっている。そして、このゲーム『扶桑武侠傳』こそがこれより「先」に起こる物語を語るためのものである。『扶桑武侠傳』では瑞雲と飛雲の決戦で、飛雲は瑞雲に慈悲の心を問い、決闘後、二人とも人々の前から去り隠棲したとされている。瑞雲が支配していた扶桑中原は支配者を失い無法の地となり、瑞雲が組織していた魔侠の集団「天文会」では派閥争いが勃発している。扶桑は日本をモデルにした世界なため、基本的な地形は日本列島と同じである。扶桑を象徴する不死山は富士山と同一の場所にあり、東の都である大東京(だいとうけい)は東京、西の都である飛鳥京(あすかけい)は京都に位置する。ただし、気候や動植物の生態、人々の文化などは日本とは大きく異なる。扶桑に住む人々は「扶桑人」と呼ばれている。扶桑人の起源は「倭人(わじん)」と呼ばれる扶桑古来からの勢力と、大陸にある大国「中華」からの渡来人の勢力が、長い歴史の中で混ざり合ったことから生まれたとされる。扶桑人のマジョリティを占めるのは中国文化であるが、日本独自の文化を受け継ぐ人々もいる。また、中華の騎馬民族たちも「大殺戒」の混乱期に扶桑に多数移住してきており、扶桑には遊牧民的な文化勢力も存在している。現在は大殺戒の影響で海流が激変したために渡海が不可能となり、扶桑は大海の孤島と化している。『扶桑武侠傳』でキャラクタークラスに類する「門派」についての一覧。但し、文中の説明はあくまで設定なので、これに囚われ過ぎる必要は無いが、キャラ作りのソースとして参考にするのもいいだろう。キャラクターとして使えるのは天文会までの六つの門派であり、それ以外は自分達で創作するしかない。なお、門派の長は「掌門(しょうもん)」または「総帥」と呼ばれる。

出典:wikipedia

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