『いづみ事件ファイルシリーズ』は、ジー・モード (G-mode) が配信していた携帯電話向けの推理アドベンチャーゲームのシリーズ。制作会社はスクリプトアーツ。2002年9月配信当時、携帯電話向けアドベンチャーゲームは容量の制限からサーバーとのパケット通信を大量にするものがほとんどだった。その様な中、少ないメモリー内でオンメモリーだけで制作した。会員チェック以外、初回のデータ通信のみでアドベンチャーゲームの制作するのに成功した。低予算にもかかわらず地方ロケ等で入念に下調べをし、リアルな情景を少ない文章に盛り込んでいる。2005年5月に単独サイトとして独立する。それと同時にシーズン2である『いづみ事件ファイルII』がスタートする。2007年10月に累計100万ダウンロード超の記念して、ニンテンドーDS向けの『大人のDSミステリーいづみ事件ファイル』をインターチャネル・ホロン（当時）から発売。2012年4月30日をもって配信を終了した。原作はスクリプトアーツの大味健一郎である。日本のガールズホーンロックバンドのピストルバルブのメンバーが公式ブログによるとファンである。Getプチアプリ（当時）内の1アプリとして配信が始まる。その後、ニンテンドーDS向けソフトウェアを発売する。小説家の「鏡月正宗」が締め切り間際に置き手紙を残して旅に出る。担当編集者の「木戸いづみ」が追いかけて行くも、謎の殺人事件が発生する。鏡月は事件が気になって筆が進まず、鏡月自ら事件を解決しても構わないが、締め切り間際である為、代理に木戸が嫌々にも事件を解決せざるを得ない状況になる。主人公の名前を取って、「木戸いづみ編」とも呼ばれている。独立サイトとして『いづみ事件ファイル』と共に『いづみ事件ファイルII』の配信が始まる。主人公の「沢野いづみ」の実兄である「沢野駿」が横浜での殺人事件後、謎の失踪を遂げる。警察の捜査により、遺体は発見されなかったが「自殺」と断定された。その一年半後の事である。兄とその親友の「響天明」とが共同経営していた「ダイニングバー駿」で、マネージャー兼看板娘として店を切り盛りし、兄達の旧友で常連の「緑川萌江」が毎日のように顔を出し、ありふれた忙しい日常を送っていた時、叔父の「高島警部」からの兄の情報が舞い込んできた。沢野を留守番に、響は出かけるのだが、兄の事を気にして、沢野も追いかけてみると、別の殺人事件に巻き込まれる状況になる。主人公の名前を取って、「沢野いづみ編」とも呼ばれている。独立サイト内でいづみ事件ファイルシリーズのキャラクターを使用して制作されているミニゲームである。木戸いづみ編（I）と沢野いづみ編（II）の関係性として、同一世界観であり、沢野いづみ編（II）は木戸いづみ編（I）から4年後の世界である。その為、相互にゲストキャラクターとして、様々なキャラクターが登場している。全シリーズ、サブタイトルが漢字2文字の熟語になっている。タイトル通り、シリーズ通して主人公の名前が全員「いづみ」である。

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