『XENON-199X・R-』(ゼノン-いちきゅうきゅうエックス・アール-)は、神崎将臣の漫画作品。徳間書店「月刊COMICリュウ」2006年11月号より連載開始。同作者の1986年の漫画作品『重機甲兵ゼノン』の続編である。「赤い海」の拠点のひとつである巨大タンカーへと攻め込んだ飛鳥たち。赤ひげを始めとする戦闘マシンを退けた彼らだったが、敵幹部トウノの策略により暴走を始めたタンカーに取り残される。飛鳥は東京港の石油コンビナートに突入するタンカーを停止させようとするも、彼に封印されていたブラックボックスが開放される。ブラックボックスから開放されたナノマシンによって暴走し、「破壊神」と化す飛鳥=XENON。かつて「赤い海」から離れた際の記憶もよみがえり、東京の帰還時に乗り込んでいた旅客機はマインドコントロールされた自分自身が墜落させた事を知る。絶望に沈む飛鳥の前に現われたのは、武術家・御鳳蓮童と名乗る人物であった。その妹・織枝の助けも借りて精神修養で身体の暴走を抑え込もうとする飛鳥。修行の成果があらわれ始めた矢先、XENONを苦しめた「悪魔の三角形(デーモンズ・トライアングル)」の弟子たちが強襲をかけてきた。20年近くを経て描かれる『重機甲兵ゼノン』の直接の続編である。同一の世界設定を共有する作品として1998年から連載された同作者の作品『鋼-HAGANE-』が先立って存在するが、本作は作品世界の時系列的には『重機甲兵ゼノン』直後、『鋼-HAGANE-』以前のストーリーとなっている。前作『重機甲兵ゼノン』から主人公を含め主要の登場人物が継続して登場するが、経年により作者の絵柄や作風は変化しており、“ゼノン”は“XENON”と英字表記され、“XENON”発動後のサイボーグ体の作画描写が異なるなど設定にもいくらかの変遷がある。くわえて作者の他作品との統合も図られており、クロスオーバーな世界観で物語が展開している(神崎将臣の記事も参照)。特に『鋼-HAGANE-』との関連は深く、敵組織「赤い海」の本質などストーリー上の重要な設定が、発表年が先である同作品から導入される形となっている。また、前作『重機甲兵ゼノン』が講談社アッパーズKCで再版された際の最終巻にて、打ち切りにより描くことのできなかった物語がダイジェストで書き下ろされたが、それとは異なる形で物語が進んでいる。プロジェクトXの技術を用いて体の自由を取り戻した障害者たちで結成された特務部隊。「赤い海」の実態を知らされず正義の味方を奉じていたが、「赤い海」USの襲撃を受けて以降、飛鳥たちと協力する事になる。障害の原因を着脱・交換式のXENON式義肢で補っており、AIを備えた飛行型パワーローダー「アニュス・ディ」や重輸送攻撃試験機「ヴィクティマ」を装備している。 本来は「赤い海」米国支部だったが、ZENON-001こと、ガイ・ゴールドマンによって掌握され「米国本部」とされた。本部基地はアリゾナ州グルームレイク基地、別名「エリア51」。
出典:wikipedia
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