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士官の娘

『士官の娘』(しかんのむすめ)は、帝政ロシアの詩人アレクサンドル・プーシキンが1836年に発表した散文小説、" を、1904年(明治37年)、足立北鴎、徳田秋声が共同で翻訳・出版した日本語題であり、1915年(大正4年)製作・公開、細山喜代松監督による日本のサイレント映画である。前者に関しては、徳田訳以外では『大尉の娘』と訳される。小説『士官の娘』は、足立北鴎と徳田秋声が翻訳し、1904年(明治37年)2月に東京市日本橋区馬喰町(現在の東京都中央区日本橋馬喰町)の出版社集成堂から上梓した。瀬戸義直が1916年(大正5年)に『大尉の娘』のタイトルに改題し、翻訳して東京社から上梓したものをはじめ、第二次世界大戦後、1948年(昭和23年)に神西清訳で岩波文庫に収録したもの等、ことごとく『大尉の娘』で統一されている。徳田版に関しては、2002年(平成12年)に八木書店が刊行した『徳田秋聲全集 第26巻』に『士官の娘』のタイトルで収録されている。映画『士官の娘』は、日活が1913年(大正2年)に開設した映画スタジオである日活向島撮影所で、1915年(大正4年)に製作され、同年2月に浅草公園六区の三友館等で公開された。瀬戸版『大尉の娘』が刊行される1年前であり、徳田版のタイトルを採用している。プーシキンの『大尉の娘』は1947年(昭和22年)に製作・公開されたマリオ・カメリーニ監督のイタリア映画『大尉の娘』以降、全世界で5回映画化されているが、Internet Movie Databaseのプーシキンの項をみる限り、細山喜代松が監督した日活向島版が、同小説の世界でもっとも早い映画化である。前年1914年(大正3年)、細山は、レフ・トルストイの小説『復活』を映画化し、『カチューシャ』のタイトルで同年10月31日に公開し、大ヒットを得ている。その続編『後のカチューシャ』も細山が監督し、『士官の娘』の1か月前の1月に公開している。『士官の娘』はその流れの中で製作されている。映画『士官の娘』は、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されていない。したがってフィルムプリントの有無は確認されていない。小説『士官の娘』は、2009年(平成21年)11月現在、2002年版以外は、絶版である。青空文庫には収録されてはいない。国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」には、1904年版がデジタル画像収録されており、ウェブサイト上で閲覧・ダウンロードが可能である。

出典:wikipedia

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