『卍』(まんじ)は、谷崎潤一郎の長編小説。両性愛の女性と関係を結ぶ男女の愛欲の物語。2組の男女の関係が交錯する「卍」模様の倒錯的な愛が大阪弁によって描かれている。雑誌『改造』の1928年(昭和3年)3月号から翌1929年(昭和4年)4月号、6月号から10月号、12月号、1930年(昭和5年)1月号と4月号に断続的に連載された。単行本は1931年(昭和6年)4月に改造社より刊行された。園子による氏名不詳の「先生」に対する告白録という形式で話が進む。美術学校に通い始めた園子はそこで徳光光子という女性と知り合う。数日経って、学校では「2人が同性愛の関係にあるのではないか」という悪意に満ちた噂が広まる。当初は根も葉も無い噂に過ぎなかったが、会うたびに2人の親密度は増して行き同性愛関係を結び、遂に園子の夫に知られて夫婦喧嘩に至る。そうした中、光子の妊娠が判明する。光子と婚約していた綿貫栄次郎が園子の前に現れ、光子との関係を強化するために誓約書を作る。かくして、その誓約書が新聞社に知られてしまい、園子と光子との関係は白日の下に晒されてしまうのだった。1983年(昭和58年)の映画化に合わせ、パソコンゲーム(アダルトゲーム)が開発・販売された。ジャンルはコマンド入力式アドベンチャーゲームで、開発はホット・ビィ、販売はCSKソフトウェアプロダクツ。対応機種はFM-7、PC-8800シリーズ。
出典:wikipedia
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