「お嫁においで」(およめにおいで)は1966年6月15日に発売された加山雄三の楽曲。作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(加山雄三自身のペンネーム)。2015年9月に加山雄三 feat. PUNPEE名義で、リミックス版「お嫁においで 2015」が配信開始、10月に12inchアナログで発売。同年11月20日には楽曲を元にした歌謡映画が公開された。製作、配給は東宝。カラー、東宝スコープ。上映時間は84分。加山雄三の同名のヒット曲を元にして製作された歌謡映画である。この頃、ほぼ円谷英二特技監督とのコンビによる一連の特撮映画のみを手がけるようになっていた、本多猪四郎監督による青春映画としても貴重な一作となっている。加山雄三が恋仲になった女性に横槍(田中邦衛ではなく黒沢年雄)が入るという内容は、どことなく「若大将シリーズ」を彷彿させる。ホテルの支配人役の有島一郎が、保の親から保が家出した事を聞かされて、「エッ、保が!?…いや、保さんが」と言うシーンなどは、明らかに「若大将シリーズ」の久太郎のパロディである。お婆ちゃん役の飯田蝶子と有島一郎のやり取りもあり、「若大将シリーズ」の観客を意識した場面がちりばめられている。なお、『お嫁においで』をはじめとするヒット曲を加山雄三が劇中で歌い、一見、加山雄三主演映画に見えるが、松山善三の脚本における実質的な主人公は、露木昌子役の沢井桂子となっているのがこの作品のミソである。露木昌子は貧乏長屋に住み都内のホテルのレストランで働くウェイトレス。ある朝、通勤途中にアベックの乗るエンストしていたスポーツカーを押して助けてあげた。その夜、昌子の働くレストランにそのアベックがやって来た。造船所の設計技師である須山保とその妹だった。保は昌子にぞっこんとなり、妹・葉子の後押しでホテルの裏口で昌子を待っていると、昌子の友人の兄でタクシー運転手の野呂が彼女を連れ去っていってしまう。そこで兄思いの葉子は、タクシー会社へ野呂を指名して遠出させ、その間に保が昌子と会うという計画を立てる。その作戦もあやうく失敗しかけるが、葉子のごり押しでなんとか成功する。保は昌子の恋人候補に立候補した。保と高級レストランで食事し、ヨットに乗り楽しむ昌子は幸福感に浸る。やがて保の熱烈なプロポーズを受けるのだが、野暮ったいが実直な野呂にも好意を持っている昌子は悩み苦しむ。野呂は喧嘩で決めようと保に決闘を臨むがこてんぱんにやられ、男らしい保に惚れて身を引く。一方、保の両親は良家の女性との見合い結婚を勧めていたが昌子の存在を知り、ホテルに手を回し昌子を首にする。怒った保は昌子に会いに行くのだった。自分から会社を辞めてきた昌子と出会った二人は、そのままホテルのレストランに入る。そして昌子は保のプロポーズへの返答をするのだった。※映画クレジット順※以下、ノンクレジット出演者
出典:wikipedia
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