ルンド条約(ルンドじょうやく。Freden i Lund)とは、1679年9月にスウェーデンのルンドで締結されたスコーネ戦争の最終的な講和条約。同年のフランス王国とデンマークが締結したフォンテーヌブロー条約の内容と同じものが、スウェーデンとデンマークの間で締結された。さらに両国の利害関係を修復するために、新規に条項が加えられた。1の条項は、フォンテーヌブロー条約と同じで、2以降の条項は、両国の関係修繕のために加えられた新規条項である。その背景には、両国のフランスに対する不満と反フランス感情があった。スウェーデンは、フランスと同盟国でありながら条約に参加出来ず、スウェーデンが従属国の様に扱われたことが屈辱的であった(ブランデンブルク選帝侯とのサン=ジェルマン条約も同様に締結国ではなかった)。一方デンマークも戦後処理をフランスの一存で決定され、フランスの軍事的圧力に屈し、占領した領土を獲得出来なかったことが不満となった。こうした背景の結果、両国の利害が一致し、和平条約として帰結した。この条約により、ホルシュタイン=ゴットルプ家の主権問題などを残しながらも、北欧は20年に渡る和平が成立した。
出典:wikipedia
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