リスト(List)は、ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州ノルトフリースラント郡にあるラントシャフト・ジルトというアムト(小規模自治体の集合体)に属する基礎自治体(以下、便宜的に「町」とする)である。この町はドイツの最北端()にあり、ジルト島と言うデンマークとの国境に近い北海に浮かぶ島に位置する。リストはドイツ最北端の町であり、の最北端に位置する。なお、この町にあるドイツ最北端の集落は干潟の湾に面するである。言語学的には、リストは中央ヨーロッパの共通語であるドイツ語で意志の疎通ができる北限である。なお、南限は1,005km離れたスイス・マッターホルンに位置する基礎自治体ツェルマットである。リストの住民は移動砂丘やヒース(ドイツ語ではハイデ=Heide)、塩沼といった地形に居住している。これはリストラント(Listland)と呼ばれる景観であるが、2つあったスターフェン広場を区別するために東にあるものを"東園"、西にあるものを "西園"と名付け、私有地の共同体を結成した100年前からその名で呼ばれている。南部と東部は、ドイツで初めて誕生した国立公園であるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン干潟国立公園()に登録されている。この国立公園にはハーリッヒ()やヨルトサント()などのデンマーク領時代の遺跡が見られる。リスト港からエレンボーゲン半島まではケーニヒシャフテンという地区で、干潟は国立公園の第1保護区のため立ち入りが禁止され、隣のテールン島と共に鳥獣保護区に指定されている。リストは本来、2つの農場からなるデンマーク領の町であった。この町はシュレースヴィヒ公国内にあり、小さなデンマーク王領の飛び地の一部をなし、その後も長くデンマーク王によって統治されてきた。1864年に勃発した第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争を経てプロイセン領に編入された。1920年には住民投票が行われ、ちょうどリストの北にある島(レム島)よりも北の地域がデンマークに返還され、国境線が画定した。第一次世界大戦後、リストはドイツ海軍の拠点へと変貌した。ナチス・ドイツ時代に多くの建造物が建てられた。1950年代以降、リストの経済は観光産業に重点を置くようになった。海上交通では、デンマーク領のレム島行きのフェリーが就航している。陸上交通では、リストのあるジルト島の主要な町であるヴェスターラント()へと続く1本道が南へ延びている。リストの観光資源は砂丘、原野、そして砂浜である。町役場はC.-P.ハンセン・アレー(C.-P.-Hansen Allee)9番地にある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。