『國文學』(こくぶんがく)とは、1956年4月から2009年7月までの間、學燈社から発行されていた学術雑誌。当初は『解釈と教材の研究』、1995年以降は『日本語 日本文学 日本文化―解釈と教材の研究』とのサブタイトルを持つ、日本文学に関する論文誌である。學燈社は、1948年に保坂弘司が創業。1956年『國文學 解釈と教材の研究』を創刊。66年石井時司(1926-2004)が社長、71年保坂が会長となる。83年保坂が死去。91年清水孝一、98年肥田尚昭が代表となる。2009年『國文學』を休刊とし解散。1951-89年、主として高校生用の国文学学習用の学燈文庫(学灯文庫)を刊行していた。『國文學』は、至文堂から発行されていた『国文学 解釈と鑑賞』(2011年に休刊)とともに、国文学の分野における最も権威ある論文誌であった。なお、同誌と区別するため、研究者の間では通常『解釈と教材』などと呼ばれる。編集長は保坂のあと1969年から茂原輝史(もばらてるふみ)、93年から牧野十寸穂(ますほ、女性)。大江健三郎、吉本隆明から、村上龍、村上春樹など現代の人気文学者を特集し、1989年10月には「柄谷行人 闘争する批評」92年7月には「蓮實重彦 挑撥する批評」を特集している。ほか『別冊国文学』として『万葉集必携』『谷崎潤一郎必携』なども刊行した。2009年、學燈社から発行されていた受験雑誌の『学燈』(1948年創刊)ともども休刊となった。編集長だった牧野は、響文社から『アナホリッシュ國文學』を後継誌として2012年から14年まで七号にわたって刊行した。
出典:wikipedia
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