フレンズ・アレーナ（Friends Arena）は、スウェーデン、ストックホルム県、ソルナ市にある国立サッカースタジアム。サッカー開催時には50,000人、コンサート開催時には65,000人が収容できる。当初はスヴェードバンク・アレーナ・ソルナになる予定だった。フレンズ・アレーナは、2009年に着工し、2012年に完成。サッカー試合開催時には50,000人を収容でき、スカンジナビア最大のスタジアムになる。屋根は可動式で、冬季は気温が低く、屋外でのサッカーの試合が難しいストックホルムにおいてもサッカースウェーデン代表などの国際試合が可能になる。また、サッカーの他、音響設備やピッチ中央の天井部分に映像装置を設置するなど、大きなコンサートなどのイベントも開催することが可能である。なおこれに伴い、現在スウェーデンサッカー協会（SvFF）が所有している国立サッカースタジアム、ロースンダ・スタディオンは、機能移転後、ペアブ社（Peab）に売却される予定になっている。2013年からSVTのユーロビジョン予選『メロディーフェスティバーレン』決勝会場として開催されることになった。2017年にはUEFAヨーロッパリーグ決勝が開催される予定。フレンズ・アレーナは、複合施設「アレーナ・スターデン（Arena Staden）」の中に建設され、ショッピングセンター、ホテル、オフィス、そして居住エリアが併設される予定になっている。商業施設は総面積120,000平方メートルの広さを持つ、スカンジナビア最大のショッピングセンターが建設され、約230の店舗、レストラン、映画館、カフェなどが作られる。また、4,000台の駐車場が併設される。宿泊施設としては、クオリティ・ホテル・アレーナスターデンが建設される。設計はヴィンゴッズ・アルキテクトコントゥール社（Wingårdhs arkitektkontor AB）が担当し、400室のダブルルームと、90メートルの高さに「スカイバー」を作り、さらに2,000人を収容するパーティーホールを作る予定。オフィスエリアは、総面積260,000平方メートルの近代的な施設で、100以上の企業を誘致し、15,000人が働くことが出来る。居住施設は2,000戸が建設され、約5,000人が暮らすことが出来るようになる。居住区からは地下鉄、バス、トラム、私鉄でストックホルム中心部までアクセスが可能になる。また、ロスタ湖やハーガ公園が近くにあり、自然環境も充実している。

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