土沢駅（つちざわえき）は、岩手県花巻市東和町土沢にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）釜石線の駅である。宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の始発駅のモデルとなった駅とされている。花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により、その最初の開業区間の終点の駅として1913年（大正2年）10月25日に開業した。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった。翌1914年（大正3年）4月16日に隣の晴山駅まで開通して中間駅となった。1936年（昭和11年）8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた。1943年（昭和18年）9月20日から1,067 mm軌間での運行が開始されている。相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。JR東日本東北総合サービスが業務を受託する業務委託駅で、花巻駅が当駅を管理する。自動券売機（オレンジカード対応）設置。

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