インセイン刑務所()はミャンマーの元首都、ヤンゴン郊外に位置する刑務所。ミャンマーの民主運動指導者であるアウンサンスーチーが収容されていることで知られており、他にもミャンマーの軍事政権に従わない多くの政治犯や活動家が収容されている。また、刑務所内では劣悪な衛生状態の元で収容されており、拷問や虐待なども日常的に行われていることから、アムネスティ・インターナショナルは強く批判してる。2008年5月3日、ミャンマー国内をサイクロンが襲いインセイン刑務所も強風の被害にさらされた。1500人余りの囚人は第一棟に閉じ込められ、暴動が発生、刑務所の一部には火が放たれる事態にまでなった。これに対しミャンマー軍や暴動鎮圧隊が銃を放ち、36人が死亡、70人余りがけがを負った。その後98人が懲罰房に入れられ、さらに4人が拷問で死亡している。2008年現在、約1500人が収容されている。

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