ピカチュウ(日本国外名:Pikachu)は、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とするアニメ「ポケットモンスターシリーズ」に登場するポケットモンスター(ポケモン)。声優は大谷育江(全世界で共通)。主人公・サトシの最初のポケモンであり、最高のパートナー。アニメ本編ではサトシと共に第1話から全ての話に登場している。サトシのメインパートナーで、バトルの実力や彼との絆の強さはトップクラスである。ただし、サトシがいないときには明確な指示が与えられず、実力を発揮できないこともあり、ロケット団相手に苦戦することもある。モンスターボールに入ることが嫌いなので、いつも外に出てサトシと一緒に行動している。モンスターボールに入っていたのは無印編第1話のみである。ヒロインの自転車を破壊したり(合計3台)、ロケット団との初めての戦いでトキワシティのポケモンセンターを破壊するなど、通常のピカチュウに比べて電撃の力が非常に強力である。そのためロケット団に目を付けられ、その後は幾度と無く狙われることになる。基本的に他のポケモンを気遣うなど優しい性格。面倒見も良くポケモンだけで行動する際はまとめ役となる機会が多い。他のポケモンから好かれることも多く、無印ではトサキント、AGではイーブイ、DP・BW2ではミミロルがピカチュウのことを好きになっている。恋愛面についてはサトシ同様に疎い面があり、ミミロルの積極的なアプローチに戸惑ってはいるが、まんざらでもなさそうな態度をとることもある。このような面から、誰かに嫉妬されることもある。現在ではサトシ以上にロケット団を敵視しており、特にニャースを嫌っている。BW第43話ではロケット団をクビにされサトシたち一行に加わったニャースを信用していないものの、ニャースが敵意のない素振りを見せていたため無闇に攻撃することはなかったが、BW第48話でニャースが仲間になるふりをしてロケット団の作戦を遂行させていたことを知ると、激しい怒りを見せていた。また、DA第2話ではミジュマルとキバゴとともにサトシたちと逸れ、同じくムサシたちと逸れたニャースと一時的に行動をともにした際、ニャースの優しさに影響を受けつつも、最後まで警戒心を解ことはなかった。劇場版の短編映画やOVAなど、ポケモンのみが登場する作品においては少数の例外を除き主人公を務めている。一人称は「ぼく」。放送初期の頃と比較して現在では若干性格が変化しており、無印第4話ではサトシがピカチュウにビードル捕獲のために攻撃を頼んだが、それを無視して布団を出してきて寝るなど、ギャグキャラでもあった。また、ロケット団を電撃で吹っ飛ばす際にニヤリと笑うことがあった。現在はサトシによく懐いているが、初期の頃はカスミに懐いていた。サトシの呼び方は「ピカピ」。映画第1作ではサトシが石化した時は涙を流していた。ハルカやヒカリがコンテストに出場する時は、扇子と袴姿で応援することがある。好物はトマトケチャップ。サトシとは深い絆で結ばれており、ムサシがピカチュウにクサイハナのエキスを使用して嗅覚をマヒさせ、サトシにはヘリウムガスを使用して別の声に変え、ムサシがサトシに変装してピカチュウを捕獲しようとした際にも、それらには惑わされずに本物のサトシを選んでいる。ポケモンの心の声が聞こえるというNからは、サトシとピカチュウの関係に対して「人とポケモンがここまで強い絆で結ばれているケースは稀」と評されている。BW2Nでは、レシラムさえ操るアクロマのポケモンコントロールマシンに何度か操られてしまうが、白の遺跡ではサトシの声援で耐えて見せ、アクロマを驚愕させた。ただし、道具の力で一時的にロケット団に懐いたり、OG編やXY編で催眠音波やカラマネロのさいみんじゅつに操られてサトシを攻撃したことがあり、AG編第89話で記憶喪失になって一時的にロケット団の仲間になった際にもサトシに襲いかかっている。他にも無印初期にはバトルなどで嫌がる際に強制させられた際に拒絶の意味でサトシに電撃を浴びせさせたり、サトシ達やポケモン達の喧嘩を止めようと電撃を放つこともあった。AG編第97・98話でマグマ団の首領・マツブサが持っていた「藍色の珠」と一時的に融合した際には、体中に赤く光る「藍色の珠」の模様が浮かび上がり凶暴化したが、カイオーガの暴走を止めようとするグラードンに「藍色の珠」を介して呼び寄せられ、封印されたグラードンに電気エネルギーを浴びせて復活させている。DP編では、人助けで別個体のピカチュウの芝居として、サトシのエイパム相手にバトルをしたことがある。無印編ではカスミ、XY&Z編では風邪でバトルができないサトシの代わりにセレナの指示の元、バトルしたことがある。他のポケモンを顔と体全体で真似をするのが得意。また、相手に何かを知らせたり、相手を喜ばせるために、顔芸をすることがある。皮膚はよく伸びるようで、引っ張った状態から手を離すと輪ゴムのように勢い良く戻る。なお、何かを知らせるときの顔芸の場合、なぜか周りはピカチュウが伝えようとしていることをきちんと理解できている。BF編155話「ポケモンレンジャー登場!セレビィ救出作戦!!」では、力尽きて動けなくなったセレビィをサトシたちが助けに来るまで顔芸で元気づけたりしていたこともある。劇場版では顔芸で他のポケモンの真似もする。BW第9話ではペンドラーの真似をする際、顔では表現できないため耳で表現した。「かみなりのいし」でライチュウに進化することを嫌っており、無印第14話でのクチバジム戦で1度相手のライチュウに負けたとき、サトシが「かみなりのいし」で進化して再度対抗するのかと聞いたときには進化を拒み、ピカチュウのままでの勝負を自ら望んだ。AG第11話でサトシが「いずれはピカチュウを進化させる可能性がある」という趣旨の発言をした際は拒否反応を示さなかったが、DP第21話でサトシは「ピカチュウが進化することはありえない」という趣旨の発言をしており、ピカチュウもそれに納得している様子であった。DP第74話ではサトシがまだ「かみなりのいし」を持っており、「ピカチュウが進化を望むならそれでいい」とサトシは思っていたが、やはりピカチュウは進化しない道を選んだ。BW第69話では、かみなりのいしを借り物競争で借りるときも進化への拒否反応を見せた。この他にもピカチュウを進化させないのかと聞かれると「こいつ(ピカチュウ)は進化したくない」と説明することがある。電撃で自転車を3台破壊している。最初の1台の持ち主・カスミは何度もサトシに弁償を求めたが、いつの間にか本人はそのことを忘れており、金銀編のラストでは修理された自転車に乗っていた。2台目はAG第1話での熱による暴走で、偶然迷子で飛び込んできたハルカの自転車を電撃で破壊した。ハルカは二人の絆を目の当たりにし「ちょっといいかも」、「まいっか」と割り切っているが、後の回でサトシはハルカの両親に対し謝罪している。3台目はDP第2話でヒカリに野生のピカチュウと勘違いされて、ゲットされそうになり反撃の際に自転車を破壊した。しかし、ピカチュウが追われていたという事情を知り気にしておらず、弁償を求めなかった。ちなみに、いずれもシリーズが始まってすぐの出来事である。物語の始めはトラブルに巻き込まれることが多い。『無印』時代からサトシの絶対的エースとして活躍してきたが、近年では他のポケモンに出番を奪われることが増え、ピカチュウ本人も多少不満に思っている様子。現在の使用技は「10まんボルト」、「でんこうせっか」、「アイアンテール」、「エレキボール」。以前は「かみなり」、「でんきショック」、「でんげき」、「こうそくいどう」、「すてみタックル」、「ボルテッカー」なども使用。DPのシンオウリーグでは「ボルテッカー」に「アイアンテール」を重ねるという方法で引き分け、BW2のイッシュリーグでは「アイアンテール」に「エレキボール」を重ねるという方法で勝利した。正確なレベルは不明だが、「ポケットモンスターカードゲーム 映画公開記念ランダムパック2009」のサトシのピカチュウにあたる「ピカチュウM」のカードには、Lv.45との記述が見られる。また、後述の配信された「サトシのピカチュウ」はLv.50であった。元々は野生のポケモンであり、オーキド博士にゲットされ研究所に連れて来られる。サトシが冒険初日に寝坊したために、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメは既に他のトレーナーに持って行かれてしまい、その代わりに余っていたポケモンとしてサトシの最初のポケモンとなった。その後トキワシティで治療の際中、ロケット団(ムサシ、コジロウ、ニャース)と遭遇し、野生のピカチュウやサトシがこぐ自転車の電力によりポケモンセンターを破壊するほどの威力で撃退するがそれが原因で、彼らからレベル以上の技を使う珍しいポケモンだと認識され狙われるようになる。オーキド博士曰く「ちょっと問題がある」というように、最初は気難しさを覗かせ、初対面のサトシに対して電気ショックを浴びせるなど、言うことを聞かず懐こうともしなかったが、凶暴なオニスズメの大群に襲われた時に、サトシが自分を守ろうとする姿を見て心を通わせ、紆余曲折を経てサトシに信頼を寄せるようになった。サトシがホウエン地方へ行く時は、シゲルにちなんで「初心に帰りたい」と言ってピカチュウだけを連れて行った。これ以降もシンオウ地方(エイパムだけは無理やりついてきている)やイッシュ地方、カロス地方と、サトシが新しい地方に行く際はピカチュウだけを連れていく事が定番になっている。ピカチュウの生息が未確認であるイッシュ地方での旅では、アララギ博士やアイリス、デントなど、その地方の人物に珍しがられている。
出典:wikipedia
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