中村 比呂志（なかむら ひろし、本名 中村　寛）は、日本の実業家。東京都出身。埼玉大学大学院経済科学研究科修了。ホテルチェーンのセレクトイン・セレクトシティのホテル運営会社で、日本全国に33店舗運営している株式会社エフ・イー・ティーシステムの代表取締役。このホテルグループの特徴として、地方都市のホテル再生・創造と雇用創設を経営理念に掲げ、国内の地方都市に多く店舗展開を図っている。大学在学中に自ら企画したアクセサリーをブティックに卸していたが卒業を機に、大手家具メーカーに就職、2年後に顧客であった大手水道メーカーにスカウトされ総務・人事畑で15年ほど勤めた。その会社の持ち株会など株式上場案を作ったが、役員会等で決議されず否決になったため退職、株式公開を目指していたマンションデベロッパーに転職した。その後に2003年にコンサルタントとして独立している。現在、ホテル運営会社のセレクトホテルグループ代表取締役社長など、数社の代表取締役を歴任している。国内で58店舗・日本国外でインドネシアで20店舗・タイランドで10店舗の運営を行い、2019年に株式公開を目指している。セレクトホテルズグループは、青森県から熊本県まで全国に展開しているホテルチェーンで、第1号店は長野県に有る長野プラザホテルからスタートした。父親は、日本アカデミー賞を2度（麻雀放浪記・マルサの女）受賞した、映画美術監督の中村州志である。『COMPANY TANK』の2006年7月号で取り上げられた。

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