独脚鬼(、トケビ、トッケビ、ドケビ、Tokebi)は韓国の妖怪。文字通り一本脚の鬼で悪戯好きだが頭はあまり良くなく、人間に上手く使われてしまうことも多い。鬼と言っても日本の天邪鬼のようなどこか憎めない存在である。独脚鬼は当て字で独甲鬼とも書かれた。なおWikipediaにはトッケビという記事もあり、本記事とはほとんど共通点のない、全く異なった解説がなされている。トッ+アビの合成語という説がある。トッは明かりや炎を意味する言葉、アビは成人男子の意味。すなわち「火を持つ男」の意味であるという。しかし現在では、日本語の「お化け」に近い言葉として使われている。錯覚を感じさせる道路をトケビ道路と表現する例もある。いたずら好きで、相撲が好き。人間ととんち比べをするなど、日本の河童や天狗と共通点が多い。好物は酒、肉、そば餅など。人に相撲を仕掛けるきっかけは、豚肉である場合が多い。村人が市場で豚肉を買って帰ると、肉をくれとトケビが声をかける。村人がこれをことわると、相撲で勝負して勝ったほうが豚肉をもらう権利があると提案する。トケビに有利な提案だが、通常、村人が勝ち、トケビは肉を得られずに終わる話が多い。好色でもある。トケビと一緒になった女性は福をもたらされるが日に日にやつれてしまう。福や長寿をもたらす神としての側面も持つ(日本の鬼が打ち出の小槌や宝物の所有者であったり、こぶ取り爺のこぶを取るなど、ふしぎな力を持っているのと共通点が見受けられる)。なお、トケビが持っている宝物としては砧があり、現在でも韓国では急に気前のよくなった人に対して「トケビにでも会ったのか(砧でももらったのか)」という表現があるほどである。韓国ではトケビが一本脚だと説明するものは少なく、韓国で描かれるキャラクターは2本足として描かれる。昔話に登場するトケビは見かけは人間と変わらず、昔話の登場人物も、出逢ったときはトケビと気付かない場合もある。海辺、とくに干潟の多い地方では豊漁を司る存在として信仰の対象とされている場合がある。引き潮がたてる波の音はトケビの足音だとする。また、魚の多く捕れる場所を教えてくれるなどとも言われる。漁場を教えたり、火をおこすなどの特徴は沖縄のキジムナーとも共通する。海辺と異なり、韓国内陸地ではトケビは火災を起こす神として伝わる。トケビは共同墓地などで火を起こすという言い伝えがあり、とくに複数の家が火事になった場合にとくにトケビのしわざとされた。珍島では病をうつす疫病神的存在として伝わる。韓国人が一般的に想像するトッケビは次のような特徴がある。しかし、ある学者たちは、このトッケビの姿は、日本の鬼が日本統治時代に入って来て、韓国のトッケビと間違われたものだと主張する。梨花女子大人文学研究院では、日本の「鬼」が変形された国籍不明のトッケビを取り除き、韓国固有のトッケビを復元するプロジェクトを進行させている。教育人的資源部は、この事案を再検討した後、誤謬だと明らかになった場合は、初等学校教科書を修正する予定だと明らかにした。
出典:wikipedia
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