チェブジェン(Thieboudienne)は、アフリカ大陸西岸、セネガルの料理の一つ。ウォロフ語で、「チェブ」は米、「ジェン」は魚を意味する。その名の通り、魚の煮汁で炊いた、ピラフにも似た米料理。アフリカ料理の中で最も洗練されているといわれるセネガル料理でも、最もセネガル人が誇りとする料理である。セネガル料理には「ベンナ・チン」(一つ鍋)というジャンルがある。肉や魚、野菜を炒めて煮込み、その煮汁で飯を炊く一種の炊き込みご飯。文字通り鍋一つですべての煮炊きが済む調理法だが、チェブジェンはその代表的なものである。一説によれば、セネガル川河口の港町、サンルイがチェブジェンの故郷だという。サンルイの街は欧米への奴隷積み出し港でもあり、ここから連れ去られたセネガルの主要民族・ウォロフ族は北米の農場などで魚の代わりに肉を用いた炊き込み飯「チェブ・ヤップ」(肉ごはん)を作り、それが北米では「ジョロフライス」(ウォロフ人の飯)として英語で定着した。チェブジェンやチェブヤップに由来するジョロフライスは、アメリカでは最もポピュラーなアフリカ料理である。現在、チェブジェンはセネガルの家庭で広く食されるほか、首都・ダカールのフランス料理店でも味わうことができる。
出典:wikipedia
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