桜井 英治（さくらい えいじ、1961年11月 - ）は、日本の歴史学者、東京大学教授。専門は日本中世史・流通経済史。茨城県生まれ。茨城県立水戸第一高等学校卒。1984年東京大学文学部考古学科卒業、89年同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、97年「日本中世の経済構造」で文学博士。1989年北海道大学大文学研究科助教授。2006年東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻助教授、2007年総合文化研究科超域文化科学比較文学比較文化准教授。2012年『贈与の歴史学　儀礼と経済のあいだ』で、第10回角川財団学芸賞を受賞。2012年10月教授。学部は考古学を専攻し中世手工業者へ関心を示したが、大学院では歴史学の立場からの研究を志した。大学院進学後は石井進に師事、教養学部の勝俣鎮夫からは大きな影響を受ける。学問的系譜として網野善彦の歴史学を今に受け継ぐ数少ない研究者。

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