笛吹童子(ふえふきどうじ)は北村寿夫(きたむらひさお)の脚本によるラジオドラマである。NHKの新諸国物語の第2作として1953年(昭和28年)に放送された。放送期間は1953年1月5日 - 12月31日。主題歌「笛吹童子」は作詞:北村寿夫、作曲:福田蘭童。同年小説化され、以降、何度か映画化やテレビドラマ化された。時は室町時代、応仁の乱のころである。丹波国の満月城の城主、丹羽修理亮は野武士に攻められ、城は落ちた。彼には20歳そこそこの2人の息子がいる。兄は萩丸、弟は菊丸。武芸に秀でた萩丸は敢然と立ち向かうが、弟の菊丸はちがった。「武士なれば戦もしなければならぬ。戦いはいやだ。わたしは武士をすてて面作りになる」と言い残して都に暮らし始める。菊丸は笛の名手である。笛の音で濁りや汚れに満ちた人の心を洗うのであった。笛は師から伝わる名笛、春鶯囀(しゅんおうてん)。人々は彼を笛吹童子と呼んだ。1954年(昭和29年)4月公開。東映製作、東映京都撮影所作品。第一部公開後、週替わりで全三部作が順次公開された。放送と合わせて、「原作:北村寿夫、脚本:和家寿夫・江原比佐夫、まんが:益子かつみ」名義で、月刊誌「少年画報」(少年画報社刊)にコミカライズ版が連載、更に「原作:北村寿夫、絵:石井きよみ」名義で、少女月刊誌「ひとみ」(秋田書店刊)にもコミカライズ版が連載された。第二次怪獣ブームの最中での放送だったため、特撮を多用している。妖怪が登場するのも特徴である。提供は不二家一社である。約15年間続いた「不二家の時間」(日曜19:30 - 20:00)は当番組が最後となった。放送と合わせて、週刊誌「少年サンデー」(小学館刊)や小学館の学習雑誌にコミカライズ版が連載された。放送時間(JST)は平日18:05 - 18:20と、1973年3月終了の『ネコジャラ市の11人』以来4年ぶりに元の枠に戻っているが、1978年4月より『600 こちら情報部』開始にともない、次作『紅孔雀』は18:25 - 18:40に移動する。
出典:wikipedia
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