AKB48の劇場公演(エーケービー フォーティエイトのげきじょうこうえん)は、AKB48がAKB48劇場を主たる会場として行っている劇場ライブである。AKB48は、東京・秋葉原のドン・キホーテ秋葉原店8階にある専用のAKB48劇場を本拠地として、2005年12月8日のチームAによる「PARTYが始まるよ」第1回公演以来、メンバーによる劇場公演を行い、2016年5月28日のチーム8による昼公演でAKB48劇場での劇場公演4,000回を達成した。後述のとおり、特別公演やひまわり組などを除いて、通常の劇場公演は、原則としてチーム単位でオリジナルのセットリストによる公演を一定期間継続して行ってきた。また、後述のように劇場公演セットリスト(演目)のなかには、他のチームで使用されたり、繰り返し使用されているものもある。AKB48劇場での公演は、姉妹グループの出張公演などを含めて、2015年2月25日に総動員数100万人を超えた。各公演は、チーム名と序数詞を使用して、「A 1st」のように略記されることもある。なお、本節ではチームの構成メンバー再編を「組閣」と表現する。メンバーが卒業する時には、卒業公演として通常の公演とは一部異なるセットリストおよび卒業セレモニーを組み込んだ公演が行われることがある。AKB48劇場では、正規メンバーによる公演の他に、研究生を中心にした公演も行われている。研究生公演は、正規チーム公演の演目・衣装を借用して行う。研究生による公演は、2008年5月22日に4期生と5期生によって試験的に実施されたのが最初であり、好評により継続された。2009年に7期生の加入に合わせて研究生制度が改訂され、劇場公演を行う資格を判定するセレクション審査を合格したメンバーによってチーム研究生を結成し、劇場公演を行うことになった。2009年3月からチーム研究生による公演が開始された。2011年4月8日以降は正規チーム公演とチーム研究生公演という区別を取り去り、演目別の公演として正規メンバーの出演割合が低くても公演を実施できる体制に変更された。その上で、研究生の参加数が過半数(9名以上)になると料金を一律1000円値下げして、実質的な研究生公演扱いとした。この時期の研究生公演扱いの公演は、正規メンバー不足によりやむを得ず研究生が上回ってしまったものと、研究生とチーム4メンバー中心の以前からの研究生公演と同様なものが混在している。演目としては「シアターの女神」がほとんどで、チーム4が欠員状態で公演スタートしてからは「僕の太陽」がしばしば研究生公演扱いになった。13期生加入後の2012年3月29日からは「RESET」を、14期生加入後は「僕の太陽」を演目にした事実上の研究生公演が再開された。2012年11月1日からは演目別からチーム別公演に戻り、「僕の太陽」も研究生公演の位置づけで継続された。2013年3月20日からは「パジャマドライブ」が研究生公演として始まった。同年8月24日には14期生までの研究生16人が正規メンバーとしてチーム4に昇格したが同公演に継続して出演した。15期生が全員出演しても研究生は半数以下であったが、同年10月27日の千秋楽まで研究生公演として行われていた。2013年4月6日現在2008年以降に初演の通常公演では、おおむね以下のようなフォーマットが取られている。なお、A6th・K6th・B5thではovertureの前に研究生によるオープニングアクト(A6th・K6thは前座ガールズ、B5thでは前座ガール)が入る。A7thでは自己紹介のパートが無く、MCパートで数人ずつ自己紹介をする。また、終演後に出演メンバー全員によるハイタッチ会やお見送りが行われるようになってからは、終演アナウンスが省略されている。照明とセリ、ステージ後方のどんでん返しなどを使用した演出が行われる。曲によっては、以下のような演出道具が使われることもある。公演の中で、メンバーが楽器演奏を披露するものがある。メンバーの誕生日を祝うイベントのこと。通常は誕生日またはその前後にあたる公演日に行われる。おおまかな流れとしては、通常通りの公演の最後の挨拶の途中で仕切り役のメンバーにより「ちょっと待った。今日は○○(メンバー名)の生誕祭です。」などと発言して挨拶を中断すると「涙サプライズ!」のBGMが流れる。舞台袖からニセモノのバースデーケーキが用意され、ろうそくに火が灯される。観客と共に全員で「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を合唱し、当人がろうそくの火を吹き消し、観客にお礼の言葉や今後の抱負などを話すという流れである。オーソドックスな演出ツールは、サイリウム、バースデーケーキ、花束の贈呈だが、メンバーの両親や公演に出演していないメンバーからの手紙が読まれるなどの演出が行なわれることがある。舞台の上での演出やケーキ、花束は劇場側が用意する。サイリウムなど客席での演出ツールは自主的に集まったファンたちが生誕祭の実行委員会を構成し、資金を出し合って調達する。劇場ロビーにフラワースタンドが2006年10月ごろから設置されるようになった。手配をするのは生誕祭の実行委員会などである。劇場側が用意するものではない。メンバーが個人の仕事や体調不良などで休演する場合、アンダー(understudy:代役)を立てて公演を行う。アンダーは、休演メンバーの担当部分すべてを一人で行う場合と、ユニット曲と全体曲とで別々に立てる場合とがある。アンダーは、基本的に研究生または同じチーム内のメンバーが務めるが、他チームのメンバーが務めることがある。チーム内でアンダーを務める場合、そのメンバーの元々のポジションに別のアンダーが入ることもある。なお、ソロパートを持つメンバーが突然の体調不良などで欠席となった場合、公演中でも他のメンバーが、アンダーを演じたり、また、アンダーの手配が間に合わず、その曲目が中止になってしまうこともある。劇場への入場チケットの販売方法は、現在は専用サイト(AKB48グループチケットセンター)による予約抽選制となっている。抽選後、当選のメールを受け取った者のみが、当該公演当日に劇場窓口(インフォメーション)でチケットを購入することができる。通常、公演チケット250枚の募集枠別の枚数は、以下の通りとなっている。2009年5月より、東京ドームシティアトラクションズ内シアターGロッソでも不定期で公演や握手会を実施していた。ただし、こちらは専用劇場ではなくスーパー戦隊シリーズのキャラクターショー等との共用であった。通常の公演とは異なるセットリストにより行われる。チームの枠を外されることが多い。元旦(元日)公演(1月1日)や周年記念特別公演(12月8日)など定期的に行われるものやCD購入特典やタイアップ企業のキャンペーンなど不定期に行われるものがある。2012年以降は、毎年3月11日に東日本大震災の復興支援特別公演が行われている。記念特別公演(例)著名人が考案したセットリストによる公演高橋みなみプロデュース公演2012年11月に実施された二度目のチーム再編成に伴い、新チームでの新公演が始まるまでのつなぎとして実施された公演。通常公演に準じた扱いになっている。セットリストは、AKB48グループ全楽曲の中から各チーム毎にキャプテンが中心になって話し合い、選曲して構成された。当初、ウェイティング公演への研究生の出演は、楽曲のバックダンサーとしてのみとなっていたが、2013年5月5日に状況によって研究生のアンダー出演を行うことが発表された。さらに、2013年8月24日には、正規メンバーでもチームの垣根を越えたアンダー出演が可能となることが発表された。2014年4月に実施された三度目のチーム再編成により終了。AKB48劇場で行われる劇場公演は、特別公演など一部を除いて有料ネット配信で観覧することができる。ネット配信には、公演終了後に視聴期間限定で掲載されるアーカイブ配信と、劇場からリアルタイムで配信される生配信がある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。