『天ツ風 〜傀儡陣風帖〜』(あまつかぜ くぐつじんぷうちょう)は、2008年8月29日にninetailから発売された18禁忍者活劇シミュレーションカードバトルゲームである。『オゲレツ大百科』から続くマシーナクロニクルの第四作目にあたる。2006年に発売されたninetailブランド一作目の『機械仕掛けのイヴ』(以下イヴと略す)は好評で、製作スタッフの予想をはるかに超えた量(West Visionブランドで発売した他作品の10~20倍)のアンケートハガキが返送されてきた。そのハガキの回答の中で、次回作に期待していることの多くが、「ゲーム性」、「良いシナリオ」、「燃えるバトル」、「キャラ萌え」であった。当時すでに『VenusBlood』を製作中でこれがninetailブランドの二作目になる可能性もあったのだが、新たに獲得した『West Vision系とは違うライト・燃えユーザー層』に凌辱系のゲームが受け入れられるかどうか分からず、またアンケートでの意見を作風に生かして作るべきとの結果に至り、新たに姉妹ブランドを立ち上げそこからの発売となった。二作目は和風忍者物と決まり、制作が始まった。イヴで好評だったカードバトルを更に発展させ、シナリオはコミカルさを減らしシリアスにし、燃えバトルをパワーアップさせた。開発当初は2vs2のチームバトルやトレーディングカードゲームによくある伏せカードやマジック・トラップカードなど新たな要素をカードバトルにプラスしようかと考えていた。しかし、イヴのカードバトルの完成度が予想以上に高く、より面白く改変することができなかった。最終的には純粋なバージョンアップで行くことに決まり、前述のアイデアからは「メンバーチェンジ」や「総攻撃」など新たなアイデアが生まれた。『天ツ風』では全部で52曲のBGMが使用され、そのうち半数の27曲がバトルBGMである。これほど多くのBGMが使われているのは、監督のけ~まるが『ファイナルファンタジー』・『ロマンシング サ・ガ』といったRPGのバトルBGMや、対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターII』・『ドラゴンボールZ 超武闘伝』のステージBGMなどの影響を大きく受けているからである。「バトルするキャラがいるなら、そのキャラとの対戦曲はそのキャラのテーマBGMであるべき!」と30人近くのキャラクターにそれぞれ曲を作ったため、すべてのBGMを合わせると50曲以上になったのである。前述のアンケートハガキにはさまざまな意見が書かれていたのだが、その中の一つに「アクションシーンの演出力が不足している」というものがあった。イヴでは立ち絵をいろいろ動かして頑張ってはいたものの、止め絵で表現できることには限界があった。そこで『天ツ風』ではアクション専用の立ち絵を用意し、忍者らしい機敏な動きとスピード感を演出した。しゃがむ、飛ぶ、横ダッシュ、刀を振りかぶる、手裏剣を投げる、などさまざまな動きをつけ、投げた手裏剣も外れれば背景に刺さり、大きく動けば画面からもはみ出した。体験版でも使われるであろう序章を気合を入れて作っていたのだが、50クリック程度(5分程度で終わる量)のシーンの演出だけで30時間近くもかかってしまい、全ての演出の作業時間を合わせると通常のアドベンチャーゲーム10作品分にもなった。その分他のメーカーが作った忍者物のエロゲーでは見られないような剣戟シーンとなった。本作はイヴ以上にやり込み要素の強いゲームとなった。ミッションモードの制覇にサバイバルモードの勝ち抜き、全キャラクターのレベル上げや購入アイテムのフルコンプリートなどすべてをクリアするには少なくとも120時間以上はかかるとされる。今回もイヴと同様に体験版・製品版共にハイスコアコンテストが行われ、トッププレイヤーは理論上出すことのできるほぼ最高値のダメージを叩き出し、上位5名のスコアの差は1%以下であった。美少女ゲームアワード2008 プログラム賞『銀賞』 受賞。東間国城主の忘れ形見、紗代姫は父の死の真相を探るため、東間国を狙う隣国、浅賀国への調査を代々仕える忍び霞谷衆に命じる。しかし命を受けた矢代陣馬は浅賀の放った忍集団冥極党の襲撃により撤退を余儀なくされ、更に冥極党によって霞谷の里は壊滅させられてしまう。生き残った陣馬は残った僅かな仲間と共に新たな忍び集団山吹組を結成し、浅賀と外法妖術を極めた冥極党を倒すために、静かに暗闘を始めるのだった。
出典:wikipedia
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