境（さかい）は、東京都武蔵野市の町。現行行政地名は境一丁目から境五丁目。郵便番号は180-0022（武蔵野郵便局管区）。武蔵野市の西部に位置する。北から時計回りに桜堤、関前、三鷹市上連雀、武蔵野市境南町、小金井市東町及び小金井市梶野町に隣接する。境五丁目には亜細亜大学がある。住宅地の地価は、2014年（平成26年）1月1日の公示地価によれば、境2-23-6の地点で38万円/mとなっている。万治の頃（1658年から1660年）、新座郡上保谷村から下田三右衛門が農民数人を伴って此の地に移住し、それ以前より居住していた六人衆（猿渡家・秋本家・清本家・小林家2軒・新倉家）を凌ぎ名主の地位を獲得した。その後に境村の開墾事業が進み、村としての基礎を築いた。万治2年、下田三右衛門は自家の郷里である保谷村の寳晃院住職を以て杵築大社の別当にあてた。諸説あり、確とした根拠はない。「境」という字も明治以前は「堺」の文字を使用していた。いつの時代に「堺」から「境」に変遷を遂げたかは明らかではないが明治初年郡区編成の際より以前と言われている。ただ明治以前は「堺」という漢字が使われていた点を踏まえると「境本」に因んで「境」と付けられたとする2の説は矛盾が生じる。

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