（マークダウン）は、文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつである。本来はプレーンテキスト形式で手軽に書いた文書からHTMLを生成するために開発されたものである。しかし、現在ではHTMLのほかパワーポイント形式や形式のファイルへ変換するソフトウェア（コンバータ）も開発されている。各コンバータの開発者によって多様な拡張が施されるため、各種の方言が存在する。「書きやすくて読みやすいプレーンテキストとして記述した文書を、妥当なXHTML（もしくはHTML）文書へと変換できるフォーマット」として、により作成された。アーロン・スワーツも大きな貢献をしている。 の記法の多くは、電子メールにおいてプレーンテキストを装飾する際の慣習から着想を得ている。Markdown.pl は、その後第三者によって の モジュール（codice_1）として再実装され、さらに 等の他のプログラミング言語でも実装された。 はBSDライセンスの下で配布され、いくつかのCMSでもプラグインとして利用できる。有名なMarkdown方言としてやGitHub Flavored Markdown、などがある。その他のサービス・コンバータにおいても表やソースコードの記法などで独自の拡張が加えられていることが多い。また標準化への動きとして、IETFはIESGにdraft-ietf-appsawg-text-markdownをインターネットドラフトとして提案している。以下にMarkdownの利用例を挙げる。以下の例は の記法の包括的なリストではないし、ひとつの効果を実現するために複数の記法が利用できる場合も多い。詳細は に記載されている。 が書式化コマンドとして解釈する文字は、バックスラッシュを加えることによって、その文字そのものとして解釈させることができる。例えば「codice_2」は、テキスト強調の開始ではなくアスタリスクとして出力される。また「生」のXHTMLのブロックレベル要素の中にあるテキストに対して はいかなる変換も行わないので、XHTMLのブロックレベル要素のタグでテキストを囲むことによって、 のソース文章の中にXHTMLのセクションを加えることもできる。段落は1つ以上の連続したテキストであり、空行によって分けられる。通常の段落をスペースやタブでインデントしてはならない:テキストに挿入された改行は最終的な結果から取り除かれる。これは、画面の大きさに応じて改行を行う処理はWebブラウザが担当すべきであるという設計思想による。強制的に改行したい場合は、行末に2つのスペースを挿入すればよい。 codice_4コード（等幅フォントで整形される）を含める場合、インラインコードは「codice_6」のようにバッククオート（U+0060）で囲むことになる。複数行にまたがるコードは、4つ以上のスペースを行頭に書く。codice_3 codice_8HTMLの見出しは、テキストの前にいくつかの'#'を置くことで作ることができる。'#'の数が見出しのレベルに対応する（HTMLは、見出しのレベルを6まで提供している）。最初の2つのレベルには代替の記法が存在する: codice_13上記は次のようなHTMLに変換される。リンクは次のように記述できる。参照目的のリンクとして、脚注として段落外に含めることもできる。段落外もしくは文書の最後に次のような記述があれば、それは参照リンクとして機能する。1行の中に、3つ以上のハイフンやアスタリスク・アンダースコアだけを並べると水平線が作られる。ハイフンやアスタリスクのあいだには空白を入れてもよい。以下の行はすべて水平線を生成する:

出典:wikipedia