アオキコンゴウインコ（"Ara glaucogularis"）は、鳥綱オウム目インコ科に分類される鳥類。ボリビア北部（ベニ低地）固有種全長85センチメートル。上面や腿、尾羽基部の下面（下尾筒）の羽衣は緑青色、下面の羽衣は橙黄色。喉の羽衣は青緑色。顔は白い皮膚が裸出し、暗青色の短い羽毛が縞状に生える。虹彩は黄白色。嘴は黒灰色で、基部はピンク色。後肢は暗灰色。標高200-300メートルにある雨期に冠水する湿潤林、河川内にある主にヤシからなる疎林に生息する。ペアもしくは5羽までの小規模な群れを形成して生活する。夜間になると高木に集まり同属他種と休む。食性は植物食で、植物の葉、花、果実、種子などを食べる。繁殖形態は卵生。8-11月に繁殖すると考えられ、樹洞やキツツキの古巣を利用する。飼育下では1回に2-3個の卵を産んだ例がある。抱卵期間は26-28日。。雛は孵化してから90-94日で巣立つ。農業や家畜、野焼きによる生息地の破壊、ペット用の狩猟、他種との営巣場所の競合などにより生息数は減少している。1983年にワシントン条約附属書Iに掲載された。ボリビアでは法的に保護の対象とされているが、密猟・密輸されることもある。1980年代における生息数は500-1,000羽、1992年における生息数は100羽、1994年における生息数は54羽以上と推定されている。

出典:wikipedia