ローソク岩(ローソクいわ)は、北海道余市郡余市町潮見町沖、約550メートルに存在する岩でできた無人島である。ローソク岩は、日本海に存在する無人島の1つで、面積は0.001平方キロメートルである。ニセコ積丹小樽海岸国定公園の一部に指定されている。積丹半島の海岸部分は断崖が連続し、その沿岸部には奇岩があちらこちら見られるが、このローソク岩も、そのような奇岩の1つに数えられる。なお、ローソク岩の高さは、約46メートル。岩の上には神社が存在する。その形状から、「天を指している」とも喩えられる。また人々の目を引いたことから、積丹半島(または、この岩が存在する自治体である余市町)のシンボル的な存在となっており、そして、観光資源の1つともなっている。昔はもっと太く、丸い岩だったものが、1940年8月2日の積丹半島沖地震の際に発生した津波のため半分に割れ現在の大きさになった。津波によって現在の形になる前は、この岩を「カムイ・イカシ」(男神)として崇め、女性が岩へ上がると不漁になると信じられていたので、そのような行為は禁じられていた。以前は旧滝ノ澗トンネル周辺からが最も近くに見えていたが、新しいトンネルが開通し、国道229号からはすぐそばに見ることができなくなった。このため、隣のワッカケトンネルの古平側出口付近に眺望スペースとなる駐車帯が建設されている。ローソク岩を過ぎると犬が沖に向って遠吠えしているように見えるセタカムイ岩がある。付近一帯の奇岩は、那須火山帯が生み出したものといわれている。現在のその形状がローソクを連想させたのではなく、まだ岩が津波前に丸かった頃、ニシンの大群の鱗が岩に張り付きローソクのように光ったという説と、ニシンを追ったカモメの大群がこの岩にびっしり糞をし、糞中のリンの成分が夜間に、ぼーっと明るく光ったからだという説がある。ニシンの豊漁に湧いたその昔(約500年前)、若い漁師が海の女神からもらった兜と剣を持ち魔物退治に出かけたまま戻らず、海に沈んだ兜と剣が岩になり海面に姿を現したという伝説が残されている。ローソク岩、ロウソク岩、蝋燭岩など、表記は様々だが、同名の岩はあちらこちらに存在する。以下は、そのリストである。この他にもローソク岩と称する岩は、国賀海岸(島根県)など、日本各地に存在する。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。