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弁論術 (アリストテレス)

『弁論術』(べんろんじゅつ、、、)は、アリストテレスによって書かれたレトリック(修辞学・弁論術)についての著作。レトリックの歴史を論じる際に真っ先に名前が挙げられる古典の傑作であり、演説が重要な社会的役割を果たす欧米社会の知識階層においては、当然のごとく踏まえられている教養の1つになっている。レトリック(レートリケー)は、現代日本においては「修辞学」と訳され、単に言葉を飾り立てるだけの技術ばかりが注目されがちだが、アテナイをはじめとする古代ギリシャにおける元々の意味は、議会、法廷、公衆の面前などにおいて、聴衆を魅了・説得する、あるいは押し切るための、実践的な「雄弁術」「弁論術」「説得術」であり、アリストテレスがこの書で論じているのも、まさにその意味でのレトリックである。なお、このレートリケー(弁論術)は、元々はシケリアの法廷弁論として発達したものであり、その創始者・大成者は、コラクス及びその弟子のテイシアスとされる。アリストテレスの師であるプラトンが、弁論術(レートリケー)に対して批判的な見解を持っていたことはよく知られており、それは彼の著作である『ゴルギアス』や『パイドロス』等で、明確に述べられている。『ゴルギアス』において、プラトンは、弁論術(レートリケー)は本来「人々の魂(知見)を善くする(ことで国家・社会全体を善くする)」ことを目的としているべき「政治術」の一部門である「司法・裁判の術」に寄生しているものであり、対象に対する知識・技術を持ち合わせないまま、人々の短絡的な「快」につけ込んで無知な人々を釣り、真実や魂を善くすることから彼らを遠ざけ、その目を覆い隠してしまうだけのものであり、ただの「熟練の業」に過ぎず、醜く劣悪なもので、技術(テクネー)と呼べるようなものではなく、「化粧法」「料理法」「ソフィストの術」と並んで「迎合」(コラケイアー)と呼ぶべきものだとして批判している。また、『パイドロス』においても、プラトンは、弁論術(レートリケー)が、対象についての真実を知らないまま、相手の魂を事物の真相から逸らして誘導していくことを目的とし、相手がどう考えるかばかりを追求していくだけの、「言論(ロゴス)の技術(テクネー)」と呼ぶに値しないものであると批判する。一方、それとは対照的に、定義・綜合・分析(分割)を備え、雑多な情報から対象のただ1つの本質的な相を導き出していける弁証術(弁証法、問答法、ディアレクティケー)こそが、真に「言論(ロゴス)の技術(テクネー)」と呼ぶに値するものであると述べている。彼が対話篇で描く「弁論家・ソフィストたちを論破するソクラテス」というモチーフは、全てその「小手先の弁論術(レートリケー)に対する弁証術(ディアレクティケー)の優位」を表現するためのものである。(さらに、プラトンは、その弁証術(ディアレクティケー)を通じた真実の把握は、「並々ならぬ労苦」を伴うものであり、それがたかだか人間を説得するという「矮小な目的」の下になされるべきではなく、「神々の御心にかなうように」、すなわち「純粋に真実を恋い慕い、より善い魂を成就する」という「大きな目的」の下になされるべきであると説き、弁論術(レートリケー)という営みそのものを拒絶・破棄している。これが彼の考えた「哲学者」(愛知者、ピロソポス)像である。)それに対して、アリストテレスは、プラトンのように「弁論術(レートリケー)そのものを拒絶・破棄する」ところまではいかず、弁論術(レートリケー)を弁証術(ディアレクティケー)と相通ずる技術(テクネー)として認めている。ただし、基本的な構えとしては、上記のプラトンの考えを継承しており、従来の印象操作的・扇情的な部分ばかりが強調されてきた指南書を批判しつつ、それらとは一線を画し、説得推論(≒弁証術(ディアレクティケー))を技術の中心に据え、バランスがとれた形で弁論術(レートリケー)に関わる全体像を描き出し、秩序立てようと努めている。全3巻から成る。本書は三巻から成り、各巻の内容は以下の通りとなっている。アリストテレスは、弁論を以下の3種類に分類し、それぞれの相違点や共通点を述べている。本書では、説得のあり方について、以下の3つの側面から考察されている。上記した通り、アリストテレスはこの3つの内、logos(言論)を中心に据え、最も多くの記述を費やしているが、pathos(感情)やethos(人柄)の側面についても、それなりの記述を費やし、説明している。(なお、この分類は、プラトンの魂の三分説における「理知(logos)」「欲望(epithymetes)」「気概(thymos)」に概ね対応している。また、近代社会学の父であるマックス・ヴェーバーによって提示された社会支配の三形態、「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」とも重なる。)

出典:wikipedia

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