


2008年のイタリアグランプリ は、ロードレース世界選手権の2008年シーズン第6戦として、5月30日から6月1日までイタリアのムジェロ・サーキットで開催された。125ccクラス決勝は大集団による激しいバトルとなった。終盤は7台でトップ集団を形成する中、地元のシモーネ・コルシが2位のガボール・タルマクシに0.019秒、3位のポル・エスパルガロに0.036秒の僅差でシーズン3勝目を挙げた。これでコルシはマイク・ディ・メッリオからポイントリーダーの座を奪還した。250ccクラス決勝はアルバロ・バウティスタの転倒後、マルコ・シモンチェリとエクトル・バルベラのバトルになった。ファイナルラップ前のメインストレートで、バルベラがシモンチェリのスリップストリームから抜けようとしていたところ、急激にコースを変えたシモンチェリのリアタイヤにバルベラのフロントブレーキレバーが接触。バルベラのマシンは宙返りし、バルベラ自身はコースサイドのバリアに叩き付けられたが幸いにも怪我はなかった。シモンチェリは地元GPで250ccクラス初優勝を遂げたが、後日ライダー安全委員会から口頭注意を受けることになった。MotoGPクラスでは、ホームグランプリのバレンティーノ・ロッシが例年どおりスペシャルデザインのヘルメットで登場。今回はロッシ自身のビックリしたような顔が頭頂部にペイントされている奇抜なデザインだった。決勝ではそのロッシがレースを支配して3連勝、7年連続でムジェロでの勝利を挙げた。一方チームメイトのホルヘ・ロレンソはMotoGPクラスデビュー以来初となる転倒リタイヤを喫した。またこのレースにはホンダ・RC212Vの新型ニューマチックバルブエンジンの実戦での検証のため、テストライダーを務める41歳の岡田忠之がワイルドカード枠で出場。決勝は14位で完走を果たした。
出典:wikipedia
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