


甲子園歴史館(こうしえんれきしかん)は、2010年3月14日に阪神甲子園球場の外野スタンド内にオープンした博物館。同球場および、同球場を本拠地とするプロ野球チーム「阪神タイガース」・高校野球(全国高等学校野球選手権大会・選抜高等学校野球大会)・大学アメリカンフットボール大会「毎日甲子園ボウル」の歴史や関連物品等が展示されている。日本高等学校野球連盟・朝日新聞社・毎日新聞社・阪神タイガースの特別協力により、阪神電気鉄道が運営する有料施設である。元々は1985年に阪神タイガース球団結成50周年を記念してライトスタンド内に開設された「阪神タイガース史料館」。これを2007年から行われた全面改修に伴い、2008年夏季の高校野球大会終了後に閉鎖(タイガースの史料展示は同年7月まで、高校野球開催中は高校野球展を開催)。2009年度の第3期工事を機に、レフトスタンド下へ移転したうえで、「甲子園歴史館」と改称。甲子園を舞台とした高校野球や毎日甲子園ボウルの史料も、関係機関・個人の提供・協力の下に展示するようになった。「甲子園歴史館」としての開館後は、NHK・朝日放送(ABCテレビ)・毎日放送(MBSテレビ)が所蔵するスポーツ中継・ハイライト映像の一部を、テーマごとに館内のモニターで放送。タイガースの選手に焦点を当てたドキュメンタリー番組(ABCテレビ『虎バン』、MBSテレビ『猛虎ファイル』)の放送済み映像の一部も、専用のパソコンを通じて無料で鑑賞できる。また、スタジアムツアー・企画展・トークショーなど、歴史館主催(または在阪放送局・新聞社との共催)イベントを随時実施している。ちなみに、タイガース関連の展示物の一部は、「阪神タイガース資料館」でも展示されていた。関係者の話によれば、同資料館では高校野球・甲子園ボウルの資料を全く持ち合わせていなかったため、資料の収集・寄贈依頼・所有者からの展示許可などで日々頭を悩ませたという。しかし実際には、甲子園での高校野球大会へ出場後にプロ野球へ進んだ現役選手やOBや、過去の大会出場校が多数の現物資料を寄贈。また、甲子園球場で開催のプロ野球・高校野球で特別な記録が達成された場合には、達成の際に使われたボールやバットを主催者から寄贈されるようになった。阪神電気鉄道・日本高校野球連盟・毎日新聞社・朝日新聞社・阪神タイガースは、「甲子園歴史館」の開館を前に、「甲子園歴史館運営会議」を発足。甲子園球場と縁の深い著名人・有識者を、顧問に迎えている。歴史館のオープニングセレモニーでは、当時の顧問が全員出席。以降も年に数回、顧問を交えての理事会・定例報告会や、顧問による企画・トークイベントを実施している。○:開館初年度(2010年度)から在任
〒663-8152 兵庫県西宮市甲子園町1-82(阪神甲子園球場内)いずれも2014年度の料金で、「団体」とは事前に予約を済ませた20名以上の団体を指す。なお、甲子園歴史館倶楽部(後述)会員証、阪神タイガースファンクラブ会員証、障害者手帳、療育手帳、歴史館主催イベントへの参加申込者宛てに郵送されたハガキのいずれかを持参した入館者にも、以下の料金に対する割引サービスを設けている。歴史館が集合・出発地点に当たるため、入館料を含めた料金として設定。参加日・時間帯を事前に予約した場合にも、集合の際に歴史館の窓口で支払う。「野球文化の振興や、野球ファンの裾野の拡大に貢献する」という趣旨で、甲子園歴史館の開館と同時に設立された会員組織。施設の充実や運営資金の支援などを目的に、以下の区分で会員を募集している。いずれの会員も、入会後に事務局から会員証を交付。入会後初回分の歴史館入館料が無料になるほか、スタジアムツアー料金・2回目以降の歴史館入館料・併設の「スタジアムショップ」における歴史館グッズの割引などのサービスを受けられる。改修前に撤去された施設の一部を展示。歴代出場校のユニフォーム・ヘルメットや、歴代大会のパンフレット・写真を展示。これまでの試合のダイジェスト映像も、モニターで随時流している。開館日や時間帯によっては、バックスクリーンウォーク2と3の間に設けられている屋外階段から、スコアボードの真下(オープンエア形式のレストラン「ココナッツガーデン」の真上)に出られる。この場所は、上下2段式のバックスクリーンの中間スペースに当たるため、後部(上部)バックスクリーンの前から球場全体を眺めたり写真を撮影したりできる。入場可能な時間については開館時間を参照。プロ野球の試合前の練習時間と重なる場合には、練習へ支障を来さないようにバックスクリーンと同色の可動式スクリーンが並べられるため、スクリーンに開けられた長方形の穴から球場全体を覗くことになる。球場のライトスタンド下に設けられた展示コーナーで、歴史館の入口・出口から一番奥に当たる。「バックスクリーンウォーク3」と「甲子園ヒストリー」の間に設けられた展示コーナー。下記の企画によっては、来場者からアンケートやメッセージを募ったうえで、その一部を展示している。高校野球の企画展示でセンバツは優勝旗、優勝杯、準優勝旗が、夏の高校野球は優勝旗、優勝盾が展示され、いずれも開会式終了翌日から決勝前日まで展示される。歴史館1階の出口付近に併設されたショップで、タイガースや高校野球グッズに加えて、歴史館オリジナル商品も販売。2014年3月21日からは、歴史館初の図録『甲子園歴史館コレクション』の発売も開始した。いくかのコース(S1 - S9コース、R1・R2コース)があり、日時によりコースが決められている(ホームページで確認できる)。また、事前予約制で、定員になり次第締め切りとなるが、ツアー当日に空きがある場合は、当日参加も可能である。ツアー中の写真撮影も可能だが、見学箇所間を移動中の通路での撮影は禁止されている。グラウンド(人工芝部分のみ)、3塁側ベンチ、3塁側室内練習場(但しブルペンのマウンド部分は立入禁止)、3塁側ロッカールーム、高校野球期間中の監督・選手インタビューやタイガース勝利時の監督インタービューに使用する3塁側通路のインタビュースペースなどの見学が基本だが、稀にロイヤルスイート(銀傘下の最上階特別席。ここは法人向けの年間契約席のため、通常は一般客の立ち入りは出来ない)が見学できるコースも設定されることがある。また、シーズン中では公式戦前の練習をスタンドから見学することができるもの(R1コース)もある。ただし、試合前などは見学のできる場所が限られる。R1コースではゲストのタイガースOBが同行することもある。R2コースは練習見学のみのコース(雨天の場合は中止)で、2011年4月12日から新設されたコースである。プロ野球のオフシーズン(基本として10月中旬~センバツ高校野球大会を開催する3月下旬)でも、休場・貸し切り以外の日には、一部のコースでスタジアムツアーを実施している。2012年2月には、前年9月からメルセデス・ベンツ製のリリーフカーが甲子園球場に導入されたことにちなんで、スタジアムツアーの中に初めてリリーフカーの撮影会を組み込んだ。2012年1月7・9日には、通常のコースによる見学の途中で、球場のマウンド上からの投球(ウグイス嬢による氏名のアナウンス・球速計測あり)や3塁側ブルペンでのキャッチボールを経験できる「記念投球イベント」を1日3回にわたって開催。前年11月にハガキで参加者を募集したところ、応募者の総数が定員(1日120名)の約12倍に達したため、参加者を抽選で決めていた。なお、2014年にも、1月5日にこのイベントを開催している。
出典:wikipedia
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