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十三人の刺客 (小説)

『十三人の刺客』(じゅうさんにんのしかく)は、谺雄一郎作・池宮彰一郎原案の日本の書き下ろし時代小説。この小説は、映画『十三人の刺客』(1963年公開)のリメイク版が2010年秋に公開されるのを機に、オリジナル版のシナリオを基にして書き下ろした作品である。作者の谺雄一郎は雑誌の編集業に携わっており、隆慶一郎や池宮彰一郎などのデビューにも関わっている。時代小説家や歴史小説家と共に仕事をしてきた谺の、最初の小説作品でもある。小説化に際して、登場人物の名前や設定、展開など、幾つかの点で変更がなされている。なお、本作とは別に、大石直紀の著によるリメイク版映画のノベライズ『映画ノベライズ版 十三人の刺客』 が2010年8月に小学館文庫から刊行されている。天保15年旧暦7月3日。老中筆頭土井大炊頭利位の屋敷の門前で1人の武士が切腹して果てた。その武士は明石藩江戸家老の間宮図書。藩主・松平斉宣の暴虐を訴えんがための憤死であった。斉宣は現将軍・徳川家慶の実弟であり、その乱行ぶりは世上の口に上っていても、それを将軍の耳に入れる者は誰もいなかった。そんな折、何も知らぬ将軍の意向により、斉宣が老中に就任する事が決められた。御政道を正すため、土井大炊頭は斉宣の暗殺を決意する。その実行役に選ばれたのは、旗本・島田新左衛門。一方、斉宣を守り通そうとする明石藩側用人の鬼頭半兵衛は新左衛門の竹馬の友であった。友であった2人の、智略を尽くした戦いの顛末が描かれる。小学館より刊行。

出典:wikipedia

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