野比 ノビスケ（のび ノビスケ）は、藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』に登場する架空の人物。野比のび太と源静香の一人息子。現代（のび太が小学生である物語本編）から25年後（2002年、あるいは2011年）の時点で小学生。メガネはかけていないものの（テレビアニメ第2作第1期では眼鏡をかけている）、容姿はのび太と瓜二つ。成績はあまりよくないが、活発なキャラクターである。のび太と違って非常にわんぱくな乱暴者。また、「ジャイチビやスネ太を1日1回は殴らないと気がすまない」など、現代のジャイアン的な存在。だが時にはジャイアンをしのぐほどの凶暴性を見せ、過去から来た少年のび太を「こいつは宇宙人だ。僕にばけてこの家を乗っ取る気なんだ」と思い込み、ズタズタにしたことがある。町内フットボールチームのキャプテン格であるが、相手チームに負けるとその責任を他のメンバーのせいにするという少年時代のジャイアンのような振る舞いをする。大人ジャイアンにはかなり気に入られていて、現代に来たときも少年ジャイアンと意気投合して共に野球をしたりした。ミュージシャンのコンサートに興味がある。「睡眠圧縮剤」を飲めば問題ないと言い訳をして、「プラネッツ」というユニットの深夜コンサートに行こうとしたこともあった。タイムカプセルに入れられていたのび太の0点のテスト答案を見て、父親であるのび太の学生時代の成績が悪かったことを看破している。タイムマシンで現代にやって来たときには、少年のび太を自分の父親として認識している。父親のび太はわんぱくなノビスケのため、ビー玉を模したビー玉発信機を持たせており、緊急時に備えている。父親（のび太）を「わからず屋で頭が古い」と、母親（しずか）を「口うるさい鬼ババ」と罵るが、実際には親のことを想っており、現代にやって来たときに少年ジャイアンの暴力から少年のび太をかばったりしている。少年ジャイアン相手に一歩も怯まないなど実力もある模様。ノビスケ自身も、自らの息子からは「頭が古くて、怒りんぼで…」と評される。現代（のび太が小学生である物語本編）から45年後にゆかりと結婚し 、スペースシャトルで月へハネムーンへ旅出つ。将来は息子をもうける。ノビスケの息子はのび太の孫にあたるが、顔かたちや髪の色はのび太ともノビスケとも異なっている。セワシはノビスケの曾孫にあたる。「ノビスケ」という名前の読みがのび太の父でありノビスケの祖父の「のび助」と同音異字のため、混同を避けるためか、「ノビオ」とされていたことがある。また、映画では「のびスケ」とされている。

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