『燃える!お兄さん』(もえる!おにいさん)は、佐藤正による日本の少年向けギャグ漫画作品。または、それを原作としたテレビアニメ、OVA、ゲームソフト。1987年から1991年まで、集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』にて連載。連載開始以前に1986年の週刊少年ジャンプ・ウインタースペシャルに、読み切り作品『燃える!おにーさん』として掲載された。本作品は主人公ケンイチと、その周りの人々の非常識な日常を描いたドタバタギャグ漫画であり、学園でのイベント、また中期以降は宇宙人の襲来といった格闘ギャグ路線へと発展。終盤では格闘要素を排除し、ショートコント風のシリーズなども取り入れた。作中では『動物語』という独自のシステムが存在し、動物(哺乳類と鳥類)やケンイチなど一部の人間が使うことができる。動物語を話す時は吹き出しの線が二重になっている。本作は暴力・破壊描写をはじめ、金属バットで殴打、大量出血、違法行為や殺意を込めた心情描写、身体の一部(耳や指)を切り落とされたり、主人公のせいで半身不随になるキャラクターが出てくるなど、過激なギャグ表現が多い(後に刊行の文庫版では一部セリフが変更されている)。また、知的障害者や人格破綻者をネタにした差別的な表現も少なからずあり、それが災いして1990年10月9日発売の第45号の「サイボーグ用務員さんの巻」は自治労用務員部会などの抗議により、掲載号が回収される事態を引き起こした。なお「サイボーグ用務員さんの巻」は出版社側の提示にもとづき、単行本に収録されていない。"詳細は「週刊少年ジャンプ#『燃える!お兄さん』職業差別事件」を参照"。『週刊少年ジャンプ』作品では珍しく、学園ものでありながらラブコメ要素が薄い。メインヒロインが主人公の妹であり、多くの女性キャラクターが登場しているものの、片想いの描写はあっても恋が成就したカップルがほとんどなかった。一旦連載終了したあとに『燃える!お兄さん2』とタイトル変更され再開。単行本、文庫版では『燃える!お兄さん』のまま巻数も通算しており、単行本の18・19巻、および文庫版の11巻後半から12巻が『燃える!お兄さん2』に該当する。2013年7月13日よりJコミ「絶版マンガ図書館」にて順次無料公開された。この版は「セリフを作者のネームどおりに戻し、細かい作画のミスを修正した特別バージョン」となっている。ただし、作者の意向により「サイボーグ用務員さんの巻」及びロボット君が放射能漏れを起こす回は掲載されていない。また、TORICOが運営する「漫画全巻ドットコム」からもアプリ版が配信されている。国宝 憲一(ケンイチ)は幼い頃、父の不注意から川に流され、山で行方不明になってしまう。しかし、山に住む空手家に拾われたケンイチは野生児としてたくましく成長する。そして本当の家族と街への憧れからケンイチは下山し、程なく本当の家族と再会する。しかしケンイチには都会の知識や常識がまるでなく、本人の人間離れした身体能力もあいまって、普通ではないトラブルに満ちた日常が繰り広げられるのであった。舞台は東京都に存在するとされる架空の市、「是羽市」(これわし)。第一部の中学生編では「是羽市立第二中学校(是羽二中)」、それ以降は「是羽市立第二高等学校」が主な舞台である。※ポキール星人他の侵略者宇宙人は別項で解説。主題歌・挿入歌を収録したCDの発売元は、テレビ版・OVA版共々東芝EMI。※放送日時は1988年9月終了時点、放送系列は放送当時のものとする。『燃える!お兄さん』(ファミリーコンピュータ、1989年8月8日、東宝)『ファミコンジャンプ 英雄列伝』(ファミリーコンピュータ、1989年2月15日、バンダイ)
出典:wikipedia
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