宗太郎駅(そうたろうえき)は、大分県佐伯市宇目大字重岡にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。起点(小倉駅)側から見て、大分県内に所在する最後の駅である。次の市棚駅との間には大分県と宮崎県の県境と共に、JR九州の大分支社と鹿児島支社の支社境界があり、駅単位では当駅までが大分支社管轄エリアに入る。山間部深くに位置し、いわゆる秘境駅のひとつに数えられる。当駅に停車する列車(すべて普通列車)は現行ダイヤ(2012年3月17日改定)では1日3往復のみである。早朝の1番列車が出た後は夕刻まで乗降できる列車の設定はなく、1日の利用人数はわずか0.22人程度と非常に少ない利用者となっている。また、特急「にちりん」が一日数往復、対向列車行き違いのため運転停車するが、客扱いは行わない。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。無人駅で駅舎は無く、かつて存在した駅舎の基礎と改札ラッチが残っている。日豊本線では当駅のみ前乗り前降りとなっている。これはステップのないキハ220形に対応したホームの嵩上げを最小限に抑えるためで、上下ホームとも先端部の数メートル分のみ嵩上げされている。時刻表などは便所の外壁に取り付けられており、駅舎跡横に電話ボックスが設置されている。ホームには待合所があり、側にはイモリの生息する池がある。駅名標はJR標準型が設置されている(イラストは描かれていない)。跨線橋前(待合室のあるホーム)には、当駅開業に尽力した初代駅長の功績を讃えた記念碑がある。電話ボックスの側には井戸があり、「日豊線一うまい水」と書かれている。ただし2012年現在では記念碑は草により覆い隠され跨線橋の下りホームの階段の踊り場から左上を見ると微かに記念碑を見ることができる。周辺は国道10号とわずかな民家のみで、当駅へ繋がる道は幅が狭く自動車での進入は難しい。山奥にあって閑散としており、国道10号に沿って鎧川が流れる。国道10号を大分側へ上ると、途中に「宗太郎トンネル」がある。
出典:wikipedia
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