『駅路』(えきろ)は、松本清張の短編小説。『サンデー毎日』1960年8月7日号に掲載され、1961年11月に短編集『駅路』収録の表題作として、文藝春秋新社から刊行された。過去4度テレビドラマ化されている。1977年には向田邦子の脚本で制作され、2009年にそのリメイク版が作られた。銀行の営業部長を定年で退職した小塚貞一は、その年の秋の末、簡単な旅行用具を持って家を出たまま、行方不明となった。家出人捜索願を受けて、呼野刑事と北尾刑事は捜査を始める。家庭は平和と見えたし、子供も成長し、一人は結婚もした。人生の行路を大方歩いて、やれやれという境涯に身を置いていたように思える。自殺する原因もない。自分から失踪したとすれば、何のためにそのような行動を取ったのか……。1962年4月5日と4月6日、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」(22:15-22:45)の第1作として2回にわたり放映。「松本清張シリーズ・最後の自画像」。1977年10月22日、NHKの「土曜ドラマ」枠(20:00-21:10)にて放映。視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。向田邦子の脚本による作品。ドラマ化の経緯は参考文献を参照。原作ではモチーフの一つとして画家のゴーギャンに言及されているが、本ドラマは向田の視点からこれをクローズアップした構成となっている。登場人物では、福村慶子の役割が原作から変更されている。また、原作者も恍惚老人役で出演している。「松本清張の駅路」。1982年10月2日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:02-)にて放映。視聴率21.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。小塚貞一の娘が父の謎を追うストーリー。「松本清張生誕100年記念作品・駅路」。2009年4月11日21:00-23:10、フジテレビ系列の「土曜プレミアム」枠にて放映。松本清張生誕100年と向田邦子生誕80年を記念し、向田の脚本に脚色・演出を加え制作された作品。視聴率は15.6%(関東地区)。
出典:wikipedia
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