アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンの聖ニコラス聖堂(, )は、かつてワールドトレードセンター(WTC)サウスタワー近くにあった正教会の聖堂。ギリシャ系移民、ギリシャ人船員などに親しまれていたが、9・11テロによるWTC崩壊に巻き込まれて崩壊した。2010年5月現在、再建に向けた取り組みが同教会信徒により行われている。ミラのニコラオスを記憶する教会・聖堂である。ミラのニコラオスは船員・銀行家・パン焼き職人の守護聖人である。教会は1916年にギリシャ系移民によってニューヨークの金融街に設立され、1922年に現在の場所で奉神礼を行うようになった。聖堂の建物そのものは19世紀初頭に建てられたものを流用しており、3方を駐車場に囲まれていた。9・11テロの際、崩壊したWTC2に巻き込まれ、聖堂は内部に至るまで完膚なきまでに崩壊した。跡地には僅かに傷ついたイコン、聖器物が残されていた。崩壊直前に、聖堂管理人および当日聖堂にいた電気技師は避難したため、人的被害は皆無であった。2006年9月11日、9・11テロによる永眠者のために、崩壊した聖堂の敷地でパニヒダを献じた。聖ニコラスの記憶日であり聖堂の記憶日でもある同年12月6日、教会設立90周年が祝われた。2010年5月現在、教会の信徒はブルックリンにある亜使徒聖大帝コンスタンチン・聖太后エレナ大聖堂で奉神礼に与っており、同教会の信徒とともに聖ニコラス聖堂の再建に向けて活動を続けている。
出典:wikipedia
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