肇和級防護巡洋艦 (ちょうわ きゅう ぼうごじゅんようかん) とは清国海軍が第一次世界大戦前に取得した防護巡洋艦の艦級である。本級は清国海軍が日本海軍に対抗して1909年にイギリスに発注した艦級である。発注先は姉妹艦それぞれ異なっており、肇和はアームストロング社で210,000ポンドで発注、應瑞はヴィッカーズ社で204,000ポンドで発注された為に同型艦でありながら細部の寸法や機関の構成が異なっていた。本級の船体形状は乾舷の高い平甲板型船体で艦首水面下に衝角の付く艦首から艦首甲板上に「アームストロング Marks XXIII 15.2cm(50口径)速射砲」を防盾の付いた単装砲架で1基、下部に司令塔を組み込んだ船橋を持つ操舵艦橋の背後には簡素な単脚式の前部マストが立つ。船体中央部に等間隔に並んだ2本煙突が立ち。煙突の周囲は煙管型の通風筒が立ち並ぶ艦載艇置き場となっており、艦載艇は前部マストの基部に付いたジブ・クレーン1基により運用された他に、舷側に付いた2本1組のボート・ダビットが片舷3組で計6組でも運用された。前後のマストの左右に副砲の「10.2cm(50口径)速射砲」が防盾の付いた単装砲架で片舷2基ずつ計4基が配置されていた。艦載艇置き場の後部には簡素な後部マストが立ち、その後ろの後部甲板上に2番主砲が後向きに1基が配置された。船体の主甲板は平面部は68mm装甲が貼られ、舷側装甲の変わりに石炭庫を設ける事で敵弾や浸水を石炭で食い止める防御様式と成っていた。イギリス・アームストロング造船所にて1910年11月7月起工、1911年10月23日進水、1912年12月1日竣工。1937年9月28日に広東省虎門にて自沈処分。イギリス・ヴィッカーズ造船所にて1910年12月起工、1911年7月14日進水、1911年12月1日竣工。1937年10月25日に南京にて自沈処分。
出典:wikipedia
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