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パイドロス

『パイドロス』(、)は、プラトンの中期対話篇の1つであり、そこに登場する人物の名称。副題は「美について」。本作は、その甘美で爽快感のある情景や描写により、時期的にやや先行する同じ中期の作品『饗宴』『パイドン』と並び称される。また、プラトンの思想の中核をなす諸概念が多彩に盛り込まれつつ、うまくまとめられ、それまでの初期・中期の著作の総括的な内容になっていることもあり、同時期に書かれた『国家』とも併せてよく言及される。また、弁論術が主要な題材となっていることもあり、初期の作品である『ゴルギアス』との関連・対比についても、度々言及される。なお、この対話の最後尾には、「書き言葉」批判と「話し言葉」称揚の内容が含まれているが、この部分は西洋の「話し言葉中心主義」の象徴として、言語を巡る思想的コミュニケーションにおいて、好んで言及される(参照:パロールとエクリチュール、脱構築)。(なお、プラトンは、「書き言葉」「話し言葉」を問わず、「言葉」(あるいは「物体」)という脆弱なものに依拠・満足し、真実在(イデア)そのものへと向かわないことや、「濃密・綿密なやり取りを通しての「知」の受け渡し(飛び火)」であるべき哲学(愛知)の営みが、ないがしろにされることに対する批判を、『第七書簡』で述べており、本篇の記述も、哲学者(愛知者)と関連付けて述べられている以上、「書き言葉」批判と「話し言葉」称揚といった近視眼的な解釈よりは、そうした「言葉」そのものへの依存に対する批判と理解した方が、より整合的な解釈となる。)紀元前5世紀末、真夏の日中、アテナイ南郊外にて。ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。パイドロスは朝早くから弁論作家リュシアスのところで長い時間を過ごし、今出てきたところで、これから城壁の外へ散歩に行く所だという。(リュシアス等ケパロスの一家は、アテナイ市民ではなく、アテナイの外港ペイライエウスに住む富裕居留民だが(『国家』参照)、リュシアスはその時はアテナイの町に来て、城壁の南東内側にあるゼウス神殿近くの、民主派政治弁論家エピクラテスの家に滞在しており、そこで一緒に時を過ごしたのだという。)パイドロスとリュシスが何を話していたのか気になるソクラテスは、パイドロスの散歩に付き合いながら聞き出そうとする。なんでも、リュシアスが書いた、好きでもない美少年を口説く風変わりな恋(エロース)の話だという。俄然興味が湧いたソクラテスは、パイドロスがその文書を上着の下に隠してるのを見つけ、是非教えてくれるよう頼む。2人はイリソス川に入って川沿いに歩いて行き、プラタナスの木陰に腰を下ろし、恋の話を披露し合い、また語らい合う。十分に語らい合い、2人がそこを立ち去るまでが描かれる。ソクラテスが主な話者として登場する点は他の対話篇と共通しているが、対話者が次々と入れ替わる『国家』とは対照的に、本作ではソクラテス以外に登場するのはパイドロスのみであり、町(アテナイ)の外れの木陰で終始二人きりで語らい合う設定になっている。前半は「恋」(エロース)についての3つの挿入話にその記述の大部分が割かれ、対話の大部分は後半に展開される。表面的な議題としては、「恋」と「弁論術」が出てくるが、最終的にそれらは「哲学(者)」という隠れた主題に回収・統合されることになる。

出典:wikipedia

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