『VOID』(ヴォイド)は、原作:七月鏡一・作画:李成圭による日本の漫画作品。講談社『月刊マガジンZ』とYahoo! JAPAN内コンテンツYahoo!コミックによるコラボレーションに基づくクロスオーバー作品企画『ヒーロークロスライン』(通称HXL)作品である。漫画雑誌『月刊マガジンZ』にて先行連載され、ウェブコミック誌『ヒーロークロスライン』にて本連載された。単行本は全1巻。また、この作品に登場するヒーローの名称である。なお外伝小説にあたる「VOID -虚無の帆走-」についても本稿で解説する。『月刊マガジンZ』2008年12月号から先行連載が、『ヒーロークロスライン』にて2008年11月12日から本連載が開始。『月刊マガジンZ』では休刊号にあたる2009年3月号までの全4話が連載され、『ヒーロークロスライン』では2009年4月1日まで雑誌掲載分より1話多い全5話が月一ペースで連載された。2009年3月29日より連載された物をまとめた有料電子書籍を配信開始し、翌30日より単行本が発売された。有料電子書籍及び単行本発売後は第1話については期限無しで、最終話については期限付きでYahoo!コミックにて無料で読むことが可能であった。しかし現在では配信サイト自体がリンク切れとなっており、無料で読むことはできない状態にある。ちなみに『月刊マガジンZ』で最後に連載を開始した作品である。なお最終話にあたる第5話のラストページでは“VOID Ver1.0 END”の文字があり、第1部完である事を明確に示している。第2部については、原作者の七月鏡一がHXL非公式同人誌『HXL APPEMDIX 3 ヒーロークロスラインおまけ本 3』に「VOID 2.0」の構想を描いた2ページ漫画を掲載しているが、開始時期は現在不明である。ダークヒーロー的な面を持つノッカーズ<ヴォイド>と、それに敵対する『BOOTS』やノッカーズ達との戦いを描くバトルアクション漫画。劇中で描かれる年代は主に2016年であり、他のHXL作品と比べると比較的先の年代を舞台にしているのが特徴である。なおヴォイドのデザインを担当した福地仁は、HXLキャラクターとしてはアルクベインに続き2人目のデザインとなる。またHXL作品では「セイル」、「ニードルアイ」と関連が深い。この内「セイル」とは、作者である有里紅良と夢来鳥ねむの同人サークル『ら・むうん』から発行されたHXL非公式同人誌『SEIRU Perfect Record』へ七月鏡一が公式作品として外伝小説「VOID -虚無の帆走-」を寄稿しており、作品間の繋がりが特に強くなっている。詳細は後述。更にこれとは別に『ら・むうん』のスタッフが2010年4月から6月にかけて実写音楽PVを撮影しており、若狭新一の造形によってヴォイドのマスクも制作されている。このPVは2010年夏に開催のコミックマーケット78にて『HXL MUSIC PROMOTION MOVIE MEAN&VOID』と題してDVDとして販売され、現在は『ら・むうん』の公式サイトにて通信販売されている。(※世界観についてはヒーロークロスライン作品共通の世界観も参照。)全てのノッカーズに敵対する者<ヴォイド>。1999年9月26日に発生した能力者集団発生現象『オルタレイション・バースト』と共に出現したヴォイドは、ノッカーズのみを狙い尚且つ能力を消し去るハンターとしてその名を轟かせていった。時は経ち、2016年東京。1人のノッカーズがヴォイドに襲われる。この事件を機に対ノッカーズ部隊『BOOTS』及び対テロ捜査班『公安5課』との戦闘が勃発し、更に蘇った殉職警官<蒼ざめた馬>・ノッカーズハンター<左文字>も加わる大規模な戦闘に発展。激しい戦闘の最中、『BOOTS』の中里警部補と『公安5課』の羽佐間警部はヴォイドの隠された能力を知ることとなる。孤高の狩人ヴォイドはどこから来たのか、そしてその目的とは…。演は前述の音楽PVでの役者、声は特記のない限りドラマCD『銀河ロイド コスモX IN ヒーロークロスライン ドラマCD』での声優の表記。『VOID -虚無の帆走-』(ヴォイド きょむのはんそう)は、2009年8月14日から16日にかけて開催されたコミックマーケット76にて、同人サークル『ら・むうん』から発行された同人誌『SEIRU Perfect Record』に掲載された小説作品。文章は七月鏡一、挿絵は夢来鳥ねむが担当した。同人誌自体はHXL非公式であるが、七月鏡一がこの小説に対し≪公式≫宣言を出しているため記載する。挿絵のみのページを含め、全10ページに渡る短編小説。「セイル」劇中で聖流がヴォイドの誘いを拒否した後にあった、彼らの2度目の会合が書かれている。この作品の存在によって「VOID」と「セイル」の作品間の結びつきがより一層強いものとなった。時は2010年、渋谷センター街。アンドロイドの少年である聖流が超児の家を去ってから、『ペンドラゴン』による追跡は激しさを増していた。8人のノッカーズに尾行されていることすら気付かないほど疲弊した聖流とアニマロイドのキディは、前方に警察の姿を発見し即座に路地へ逃げ込むが、これをチャンスとばかりに歩みを速める尾行のノッカーズ。この時点でやっと尾行の存在に気付いたが、既に戦闘は避けられない状況にあった。すると突然、倉庫の壁から手が伸び聖流達を中へと引き入れる。その手の正体は以前、聖流が誘いを拒否した<ヴォイド>であった。ヴォイド、聖流、キディに加え、名称不明であるが『ペンドラゴン』に雇われたロッセリーニ一族の傭兵や様々なノッカーズが登場する。
出典:wikipedia
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