二代目 中村亀鶴（にだいめ なかむら きかく　昭和47年 (1972年) 6月18日 - ）は、歌舞伎役者。屋号は八幡屋。定紋は。本名は渡辺 芳彦（わたなべ よしひこ）。初代中村亀鶴の長男。父方の祖父は四代目中村富十郎、祖母は初代中村鴈治郎の娘の中村芳子。御曹司の血筋でありながら国立劇場の第十期歌舞伎研修生養成所出身という、珍しい経歴を持つ。歌舞伎に適した錦絵のような古風な舞台顔と、柔らかい身体に恵まれている。口跡のよさと踊り、そして芸域の広さがあり、立役と女形の両方で活躍している。平成16年 (2004) 大阪松竹座での浪花花形歌舞伎においては、『女殺油地獄』の河内屋与兵衛をつとめた。『曽根崎心中』では油屋九平次を繰り返しつとめており、得意役としている。平成18年 (2006) には劇団コーンフレークス『センチメンタル・ヤスコ』天童役で現代劇に初参加、平成22年 (2010) には増沢望作・演出の『かげぜん』で2度目の現代劇主演を果たした。かなりのディズニー好きとして知られており、インタビューなどではディズニーを例に出して語ることが多い。その他の趣味は競馬。

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