免疫グロブリン大量療法(めんえきグロブリンたいりょうりょうほう)あるいは免疫グロブリン大量点滴静注療法(、略称: IVIG)とは、Fc活性をもつIgGを静脈投与する治療法である。投与される製剤には1000人を超える献血者の血漿から抽出された多価IgG(免疫グロブリンG)が含まれている。IVIGの効果は2週間から3カ月続く。以下の3つの主要な分類群に対する治療法として主に用いられている。不明な点が多いがいくつかの仮説が存在する。γグロブリンとして0.4 g/kgを5日間連続点滴静注を行う方法が一般的である。投与方法としては投与開始の始め1時間は0.01 mL/kg/min、徐々に速度を上げて0.03 mL/kg/minとし重大な副作用がなければ翌日からは最高速度で投与する。頻度の多い副作用としては肝機能障害、悪寒、発熱など認められ、稀であるが重大な副作用として過粘稠症候群、ショック、急速投与による肺水腫などが知られている。ヒト免疫グロブリン過敏症、IgA欠損症、重篤な肝不全、重篤な腎不全、血漿浸透圧が上昇する疾患、最近の深部静脈血栓症の既往などで禁忌となる。IgA欠損症患者では免疫グロブリン製剤に含まれるIgAに対してアナフィラキシー反応を起こすことがある。ただしこの合併症は極めてまれである。
出典:wikipedia
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