カリロエーあるいはカッリロエー(, )は、ギリシア神話の女神、女性である。長母音を省略してカリロエ、カッリロエとも表記される。このカリロエーは、オーケアノスとテーテュースの3000人の娘たちオーケアニデスの1人で、クリューサーオールとの間に3頭の怪物ゲーリュオーンと、エキドナを生んだ。エキドナはテューポーンとの間に多くの怪物を生んだ。このカリロエーは、トローアスの河神スカマンドロスの娘で、トロイアの王トロースとの間に、クレオパトラー、イーロス、アッサラコス、ガニュメーデースを生んだ。ガニュメーデースはその美しさのゆえにゼウスにさらわれた。アッサラコスの家系からはアイネイアースが出た。イーロスはイーリオスを創建した。このカリロエーは、河神アケローオスの娘で、アルクマイオーンとの間にアムポテロス、アカルナーンを生んだ。カリロエーは父アケローオスがアルクマイオーンの母殺しの罪を浄めたときに、アルクマイオーンと結婚した。しかしカリロエーはアルクマイオーンにハルモニアーの首飾りと長衣(ペプロス)を欲しがったため、アルクマイオーンはペーゲウスのところに行って嘘をついて返してもらった。しかしウソであることを知ったペーゲウスは息子たちに命じてアルクマイオーンを殺させた。アルクマイオーンが殺されたことを知ったカリロエーは、復讐するため、ゼウスに子供たちをすぐに大人にしてほしいと願うと、子供たちは突然大人になり、ペーゲウスの子供たちを殺し、その後ペーゲウスとその妻を殺し、復讐を果たした。2人はそのことを母に伝えたのち、アケローオスの言葉によって、首飾りと長衣をデルポイに捧げ、アカルナーニア地方に植民した。このカリロエーは、リビアの王リュコスの娘である。トロイア戦争後、ディオメーデースが帰国の航海でリビアに流され、リュコスに捕われたとき、カリロエーはディオメーデースに恋をして助けた。しかしディオメーデースはカリロエーを捨てて帰国したため、悲しみのあまり自殺した。
出典:wikipedia
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