小原 駩吉（おはら せんきち、1871年（明治4年）1月 - 1932年（昭和7年）5月15日）は、明治・大正・昭和戦前期の宮内官僚、貴族院議員、華族（男爵）。1871年（明治4年）、小原忠迪の長男として生まれる。祖父は大垣藩家老・小原鉄心（忠寛）。1896年（明治29年）、帝国大学法科大学を卒業。同年拓殖務省の属となり、貴族院などで書記官を務めたのち宮内省に入る。宮内省では調度頭、内匠頭、宮中顧問官を歴任。1925年（大正14年）7月、貴族院議員（男爵議員）となり公正会に所属、死去まで議員の職にあった。1932年（昭和7年）5月没（62歳）。正三位勲一等。英夫人は丹羽龍之助の長女。『平成新修旧華族家系大成』は3男4女を載せる。長男の小原謙太郎が家督を継ぎ、のちに貴族院議員となった。長女の百合子は東郷彪夫人、次女の花子は中橋武一夫人となった。次男譲次郎は長尾良吉の養子になった。また、姉の鉄は野村龍太郎夫人。

出典:wikipedia