『熱血!ファミコン少年団』(ねっけつ!ファミコンしょうねんだん)は、さいとうはるおによる日本の漫画作品。小学館発行の漫画雑誌『月刊コロコロコミック』で1986年2月号から1987年10月号まで連載され、同時期のコロコロコミック増刊号にも掲載されていた。単行本は全3巻だが、最終回を含め未収録エピソードも多い。『コロコロコミック』は当時のファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)ブームを漫画、攻略、紹介記事、裏技特集、ゲーム大会の開催等、様々な手段で盛り上げていた。その中で企画された『ファミコン少年団』を設定の中心に取り込み「ファミコン実録漫画」を謳っていたのが本作である。実録の名の通り、登場する人物や企業、イベントやゲームソフトにも実在する要素が多く含まれてはいたが、当然ながら完全な実録ではなく誇張された部分も多い。しかし基本的には当時の少年たちを取り巻くファミコン事情を話の軸に据えた構成となっており、様々な事件や出来事を通じて少年団員たちが勇気や友情を発揮し、偉大(グレート)に成長していく姿を描いた作品となっている。作中にはゲームを悪用する様々な悪人・組織も登場するが、企業単位の詐欺や金儲けが多く、他のホビー漫画に比べればその規模は小さい。しかし拳銃や爆弾を使い殺人未遂とも言える拉致や誘拐を行う等、凶悪な輩も存在していた。序盤とそれ以降とで人物のデザインや設定が異なっており、単行本では第一話のみ後者の側に合わせて修正が行われている。山小屋近くに住む子供たちが作った少年レンジャー部隊。山奥で暮らしている彼らには新作ソフトがなかなか手に入らず、1年前のファミコン東京大会でも、使用ソフトである『スターフォース』をやったことさえないという境遇だった。その事を都会の子供たちに馬鹿にされた恨みから、合宿中の大地たちに嫌がらせをしてきた。体を使った「人間スターソルジャー」での勝負の後に和解し、ファミコン少年団に加わった。阿部一智を団長とする実在の凄腕ファミコン集団。漫画にも実名で登場した。後述の「イベント壊しのプロ」が組織した集団で、少年団会員証に貼り付けた黄金のEマークシールがその証明。東海地区のファミコンの上手い子供たちをスカウトし、競い合わせて実力を高めていた。規約の中にゲーム実力の劣る者との交際を禁ずる項目があり、ここから事件が発覚していく。単行本未収録。高橋名人襲撃の犯人。新作ソフトの情報強奪やゲーム秘密本の出版を行っていた。ゲーム研究にはスカウトしてきた子供たちを使っていたが、この集団の名が「ファミコン少年団」だったため、本家少年団はあらぬ疑いをかけられてしまう。大地たちの活躍によって計画は阻止された。組織名は無く正体も不明。全員が黒いサングラスをしている。新作ソフト『ドラえもん』の発売前からの勢いを止めるため、そのさらに前に発売される『高橋名人の冒険島』の秘密暴露本の作成や、野沢のアイデアメモ盗み出しを計画。『コロコロ』でゲーム攻略漫画を描いた漫画家たちを誘拐するが、内気の機転が鍵となって計画は潰された。1日1本100円でファミコンソフトを貸し出していたゲームレンタル店。自動的に故障するようプログラムした改造ソフトを使っており、1本につき1万円の修理代を脅し取っていた。本名不詳のサングラスの男。高橋名人逮捕説による信用失墜、拉致した名人を箱詰めにして生放送番組に送りつける、エリート少年団結成等、悪辣で人命にも関わる手段を使い、3度に渡って少年団に挑戦してきた。彼を雇っている組織の正体は作中では明確にされていないが、ハドソンや少年団に対抗し、それに取って代わることを目論んでいるようにも読み取れる。ちなみに名人逮捕説はこの当時実際に流れていた誤情報である。当時の『コロコロコミック』は様々な少年団アイテムを付録にしており、その多くは作中にも登場した。現実ではドラえもん映画の割引サービスや会員番号によるプレゼント企画、大会参加証など様々な形で使われた。
出典:wikipedia
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