『月神楽』(つきかぐら)は、2007年12月21日にStudio e.go!から発売された18禁シミュレーションRPGである。Studio e.go!10周年作品シリーズの1つで、特別版にはシリーズ作『鬼神楽』『夏神楽』が同梱されている。神職系退魔師と妖怪・西洋妖魔の戦いを描いた現代ファンタジー作品である。ゲームはADV主体の「昼間パート」とシミュレーションバトル主体の「戦闘パート(夜)」、そして「治療パート」に分かれている。前作の「治療パート(朝)」 は「戦闘パート」で巫女キャラクターが敗れた場合にのみ発生する。スクウェアマップを用い、「敵の全滅」及び「全ての霊脈の確保(占領)」を勝利条件としたタクティカルシミュレーションである。初期配置は一部マップを除いて主人公と巫女キャラクター2人の3人となっている。全てのキャラクターは移動とアクションを、順不同でそれぞれ1回ずつ行うことができる。味方キャラクターは戦闘行動及び呪符を利用した回復と味方妖怪の召喚によって戦うが、召喚には霊力または呪符の消費が必要となっており、召喚した味方妖怪は味方キャラクター戦闘行動と必殺技しか使えない。また、味方妖怪しか利用できない技もある。必殺技等には霊力が必要となっているが、その回復量は確保してある霊脈の数に比例する。敵の初期配置はマップで固定であるが、敵の霊脈からは新たな敵が出現し、霊脈の上ではユニットの体力を一定量回復できるため、霊脈を上手に確保しつつ戦うことが勝利への鍵となる。味方妖怪は前作まではシナリオに応じて増えていったが、今回からは捕縛して契約することで召還可能となる。最初は理性を失った状態でマップ上をさ迷っており、場合によってはダメージを与えて行動不能にする必要がある。契約は千蠱姫が行うため、次の戦いから召喚可能となる。ユニットの向きなどによって敵に与えるダメージは変動するが、クリティカルヒットのようなランダム要素はなく、同一条件であれば必ず同じ結果が生じる。このような仕様により、先読みがしやすく、戦闘の結果を予想することができる。味方キャラクター・味方妖怪にはそれぞれレベルが存在し、敵を倒すといった戦闘行動やマップクリアボーナスにより経験値を得て成長する。国内有数の霊山王臨山では、山を守護する月杜神社と王臨山の支配を狙う媛巫女千蟲姫率いる妖怪たちとの間で争いが続いていた。ある日、いつものように戦っていた千蟲姫の配下である飛天丸と月杜神社の巫女姉妹清家穂乃香・澄佳は突然、空飛ぶ幽霊船に乗った異国の妖魔に襲われる。飛天丸らは急遽手を組み、妖魔の撃退に成功する。その後の話し合いの結果、2つの勢力は一時休戦して共同戦線を張り、この異国から来た敵と戦う。本作は、不正防止用にライセンスコード発行のシステムを採用したが、発行元のStudio e.go!の解散により、それ以降はゲームをインストールしても発行元にアクセスできなくなっていたため、実質上ゲームをプレイできない事態が発生していた。しかし、2014年8月13日にはStudio e.go!の元スタッフらによって設立されたでぼの巣製作所がStudio e.go!の著作権を取得し、認証システムを復活させている。
出典:wikipedia
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