


小林 誠(こばやし せい)は、日本の医師、医学者(生理学)。学位は医学博士(九州大学・1988年)。山口大学大学院医学研究科教授。九州大学の医学部にて医学を学ぶ。1979年、アメリカ合衆国のにより医師免許を取得した。さらに、1980年には日本の医師国家試験によ医師免許を取得した。これにより、在学中に日本とアメリカ合衆国双方の医師免許を持つに至る。同年、九州大学の医学部を卒業した。大学卒業とともに、九州大学の医学部にて循環器内科に入局した。その後、アメリカ合衆国に渡り、1986年よりペンシルベニア大学のペンシルベニア筋肉研究所にて助手として勤務する。2年後の1988年には、同大学の助教授に昇任し、主として生理学を担当する。同年7月 九州大学より医学博士号を得る。論文の題は 「Cytosolic-free calcium transients in cultured vascular smooth muscle cells : : microfluorometric measurements(培養血管平滑筋細胞細胞質自由カルシウム濃度変化の顕微鏡蛍光測定法の開発 :)」。 1989年にはバージニア大学に転じ、同じく生理学を担当する助教授となった。また、内科学として特に循環器病学の担当も兼任していた。1990年、母校である九州大学に戻り、医学部附属心臓血管研究施設にて臨床細胞科学部門を受け持つ助教授に着任した。1996年には山口大学に移り、同大学の大学院にて医学研究科の教授に就任し、応用医工学系のデジタル情報制御医科学やデジタル細胞制御学などを講じている。また、医学部医学科の教授も兼任し、器官制御医科学や分子細胞生理学などを講じた。研究テーマとして「血管病の撲滅!」を掲げ、学究活動に従事している。専門は生理学であり、特に血管に関連する疾病に関する研究を続けている。かつて、ニトログリセリンが血管細胞のカルシウムイオン濃度を低下させる基本的なメカニズムを発見し、1985年に『サイエンス』誌上で発表した。また、血管異常収縮についての詳しいメカニズムを解明し、スフィンゴシルホスホリルコリンといった原因分子群を同定した。
出典:wikipedia
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