


プリンチペ・ディ・カリニャーノ級装甲艦 (Principe di Carignano class Fregata corazzata) とはイタリア海軍が1860年代に国産した装甲艦の艦級である。イタリア海軍では一等装甲蒸気フリゲートと分類していた。本級は1860年代にフランスに装甲自走浮き砲台(フローティング・バッテリー)2隻(フォルミダビーレ級装甲艦)を発注していたが、それとは別に装甲フリゲート2隻の建造を計画した。ジェノア造船所で1番艦を、2番艦をカステラマーレで起工したが、1862年に3隻目が追加されリヴォルノ造船所で起工された。しかし、工業力の低かったイタリアでは鉄板の製造が間に合わず、止む無く1番艦のみ艦首と艦尾に錬鉄を貼り付ける事でお茶を濁し、2番艦と3番艦のみ舷側部に110mm鉄製装甲板を装着した。これが本級である。なお、建造期間が長くなったためにリッサ沖会戦には参加していない。本級の基本構造は木製の船体の舷側に鉄製の装甲板を張った3本の帆走用マストと一本煙突を持つ装甲フリゲート艦として設計された。
出典:wikipedia
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