『幸福ゆき』（こうふくゆき）は、1975年4月8日から同年9月23日までTBS系列の毎週火曜19:00 - 19:30（JST）に放送されたテレビドラマである。なお大阪地区は腸捻転解消により、本作は毎日放送で放送された。無実の罪で逃亡した父の汚名を晴らそうと、世間の冷たい仕打ちにも負けずに頑張るジュンとその妹ミチルの物語。前番組『家なき子』に引き続き、坂口良子が子役と共に主演した作品。松井ジュンとミチルの姉妹は、北海道で両親と共に暮らしていた。だがある日、父が無実の罪で殺人犯の汚名を着せられ、真犯人を求めて逃亡、母は心労が重なり急死、姉妹は唯一の親族である、東京の叔父を頼って上京した。しかし叔父は元より、東京の人々からも冷たい仕打ちを受ける事となる。一時は味方になった人々も、執拗にジュンを追う刑事から事情を聞かされ、ジュンから遠ざかることがあった。しかし、辛い日々の中でも父の無実を信じ続けるジュンの姿に、冷たい態度をとり続けた叔父や、従姉妹の奈々も姉妹に理解を示すようになった。また、警察の側でも父の容疑に疑問を示す刑事が現れ、警察と父本人の双方が真犯人を追い詰め始めた。そして、最後までジュンを嫌い続けていた叔母や職場の工場長も、ジュンの真意を理解し和解した。そして、真犯人を追うジュン一同と、刑事、父は、それぞれの手がかりから真犯人を追って九州へ向かう。「幸福ゆき」

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