『オカンの嫁入り』(おかんのよめいり)および『さくら色 オカンの嫁入り』(さくらいろ おかんのよめいり)は、咲乃月音著作の日本の小説。また、同小説を原作とした日本映画『オカンの嫁入り』及び舞台『さくら色 オカンの嫁入り』についても記する。2007年にニフティ・ココログ小説で公開された咲乃月音著作のオンライン小説。第3回『日本ラブストーリー大賞』ニフティ/ココログ賞受賞作。2008年には加筆の上で宝島社より書籍化、2009年にはさらなる加筆の上で『さくら色 オカンの嫁入り』と改題して宝島社文庫より文庫化された。2010年には『さくら色 オカンの嫁入り』を原作として映画及び舞台が制作され、映画公開にあわせて続編となる『ゆうやけ色 オカンの嫁入り・その後』が宝島社文庫より発行されている。母娘で仲良く暮らしていた2人。しかし手ひとつで娘を育てあげたオカン・陽子はある日リーゼント姿の男・研二を拾い結婚を宣言した。どうしても素直になれない娘・月子は反発するのだが母の真摯な思いと研二の人柄に徐々に2人の再婚を受け入れることに。しかし陽子は白無垢の衣装合わせに向かう途中で倒れ、2ヶ月前から末期癌であった事を知るのであった。暫くたち、衣装合わせで白無垢を着た陽子は月子にあるお願いを語る。『オカンの嫁入り』は2010年9月4日公開の、宮崎あおいと大竹しのぶの初共演となる家族をテーマにした母と娘のハートフルドラマ映画。家族の心理をリアルに描き絶賛されたデビュー作『酒井家のしあわせ』に続く呉美保の第2回長編映画監督作品。第15回釜山国際映画祭出品作品。主要キャストは主演の2人以外関西出身者であり、方言指導者を常に現場に置き関西弁の台詞を徹底的にチェックして撮影に臨んだ。撮影舞台となった日本家屋は太秦東映京都撮影所第2スタジオの『銭形平次』セットを利用して作られている。駅の撮影では人がいない駅(駅は小さいがラッシュ時間は人が多い)として京阪牧野駅でロケを行ったが、話を聞きつけて人が大勢集まってしまい、牧野駅入場券売り上げが過去最高で尚且つ駅の苦情件数も過去最高となってしまった。キャッチコピーは「おかあさん 結婚することにしたから。」「ぶつかり合って、分かり合って、生きていく。母と娘は、どうしてこんなに素直になれないのだろう。」「一緒にいられたら、それでいい」。全国89スクリーンという小規模公開ながら、2010年9月4,5日初日2日間で興収3,865万7,200円、動員は3万2,575人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第9位とベスト10入りを果たした。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第3位になるなど、大河ドラマ『篤姫』で宮崎あおいを知った年配層を中心に好評となった。本編のDVDは2011年2月21日に発売された。舞台『さくら色 オカンの嫁入り』は、2010年9月16日 - 26日に東京・紀伊國屋サザンシアターにて、2010年10月8日 - 9日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。キャッチコピーは「オカンの再婚相手は、美しい「捨て男」だった」。2010年11月1日には公演を収録したDVDがシーエイティプロデュースより発売された。2013年3月15日 - 20日に東京・三越劇場他にて上演。『さくら色 オカンの嫁入り』と題して逸架ぱずるによりコミカライズされ、携帯サイトワンコミにて2010年7月16日より配信開始。(書籍化の予定はなし。)
出典:wikipedia
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