増山 美知子(ますやま みちこ)は、日本のソプラノ声楽家。大阪府出身。東京女子大学短期大学部卒業。同年、東京藝術大学音楽部声楽科入学。オペラ科を経て同大学卒業。在学中、矢田部勁吉に師事。ミラノではカンポ・ガリアーニ、ジュリー・テッス、ロゼッタ・エリーに師事。ドイツ系の曲は、中山悌一、ゲルハルト・ヒッシュ、バイゼン・ボルンに師事。安宅賞受賞2回。国際芸術文化賞受賞。アメリカよりフェローの称号を受ける。文化庁長官表彰受賞。2006年11月9日、園遊会に招待され、天皇・皇后両陛下よりお言葉を賜る。現在、二期会会員、日本演奏連盟会員、日伊音楽協会会員、日独協会会員。オペラでは「カルメン」のフラスキーター(指揮:秋山和慶 / 演出:栗山昌良 / 大阪府芸術祭賞受賞)、「イェヌーファ」(指揮:若杉弘 / 演出:プシェミル・コチ)の村長夫人、「魔笛」のパミーナ等に出演。「第九」のソプラノ独唱の他、オーケストラ伴奏によるモーツァルト「レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、シューベルト「レクイエム」、ペルゴレージ「スターバト・マーテル」、「クリスマス・オラトリオ」、「メサイア」ソプラノ独唱を歌う。これまで行ったリサイタルで主なものは、アルノルト・シェーンベルクの日本初演をはじめ、ドイツ・リートとアリア、日本歌曲とアリア、イタリア歌曲とアリア、日本歌曲と日本のオペラ・アリア、オットリーノ・レスピーギ歌曲のみ(1980年度文化庁芸術祭参加)、フランコ・アルファーノ歌曲のみのリサイタルなどがある。海外で活動する(後述)一方で、日本国内では、朝日新聞社主催・宮城道雄生誕100年記念のリサイタル、国際芸術文化賞受賞記念として「子供の不思議な角笛」演奏(作曲:マーラー / 全曲演奏:東京交響楽団)、大垣商工会議所主催のリサイタル、北海道電力コンサート、宇部好楽協会の招きによるリサイタルなど、地方都市でのリサイタルもこなしている。また、1974年から1990年まで17年間、年1回から2回の割合で、主要オーケストラと共演してオペラアリアを歌った。ほかに、紀尾井ホールのニューイヤーコンサートや、東京オペラシティコンサートホールでの音楽会など、精力的に活動している。NHK-BS2「日本の叙情歌」などでテレビ出演もしている。2011年7月31日、東日本大震災のためのチャリティーコンサート(ドイツ文化会館)で、12名のトリとして4曲を歌う。同年11月9日と10日には日本とドイツの友好条約150周年を記念して、フランクフルトのボンハイム劇場(800人収容)で4曲を歌う。2012年11月15日にはリサイタルでも、二期会創立60周年を祝して、日本歌曲「みんなの歌」10曲とスペインで新しく学んだ「スペイン歌曲」11曲を、第53回目リサイタルとして東京銀座・王子ホールにて行った。CD関係は、オットリーノ・レスピーギ歌曲のLPに次いで、1993年の「宮城道雄作品大全集」のうち、歌曲の部で録音に参加、ビクターより発売。2011年の二期会メンバーのプリマ・ドンナたちによる美しき日本語の歌、「なごみの歳時記」COCQ-84829コロムビアに選ばれる。コロムビアより発売されたCDとしては、「日本歌曲集」(1995年)や「アルファーノ歌曲集」(1996年)、「金子みすずを歌う」(2005年)がある。
出典:wikipedia
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