了解度(りょうかいど、)は通信などでの音声品質を示す尺度の1つである。単語あるいは文章がどれだけ正確に相手に伝わるかを表す値で、受話者が完全に了解できた数と送話した数との比をパーセントで表す。単語での値を単語了解度、文章の場合を文章了解度と呼ぶ。電話などでの音声信号の品質を定量的に表す通話品質として多くの尺度が提案されている。音質の主観評価の代表的なものは、音の自然さを含めた総合的な品質を評価する平均オピニオン評点(MOS)などと、内容の分かりやすさを評価する了解度や明瞭度()などがある。了解度は意味のある単語や文章を用いて聞き取れた割合の評価を行い、明瞭度は無意味な音節を用いて同様の評価を行うものである。明瞭度が高くなるほど了解度も良くなる。一般に、単語や文章中に不明な音節があってもある程度の推定ができるため、比較的低い明瞭度でも了解度は高くなる。了解度は絶対的な値ではなく、使用する単語や文章、話者、試験環境、評価者により評価の値が異なる可能性がある。例えば、評価者がよく知っている親密度が高い単語は了解度も高くなる評価のためには条件を統一する必要がある。また評価者による影響ができるだけ少ない方法が望ましい。人間が実際に音を聞いて判断することにより了解度を求める方法が主観評価である。単語了解度の評価方法としては、以下の方法が ANSI により標準化され米国でよく用いられている。これらは最初あるいは最後の1音素のみ異なるいくつかの単語を用いて了解度の評価を行う。また、DRT を最後の1音素で評価できるようにした Diagnostic Alliteration Test(DALT)も考案されている。DRT で使用される音素特徴としては以下のものがある。文章了解度の評価の際に米国で標準に用いられているものとして以下がある。国内では今のところはっきりした基準がない。信頼性の高い評価結果を得るためには十分な評価者数と専用の評価設備が必要なため、人間による評価は非常に時間とコストがかかる。そのため了解度や明瞭度を推定できる何らかの指数を物理的な測定より求める方法が研究されてきた。良く使われてきた手法として以下のものがある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。