南部の馬玩具(なんぶのうまがんぐ)とは、岩手県の盛岡市、花巻市など、南部藩が治めていた地方で製作される郷土玩具。盛岡藩の藩主南部利直が馬の生産を奨励したため、盛岡、花巻一帯は名馬の産出地として名を馳せていた。馬は人々の生活と密接しており、馬の勤労に感謝し、息災を祈願するチャグチャグ馬コや、蒼前神社に参詣する折、絵馬を2枚購入し、1枚を奉納、もう1枚を馬に付けて持ち帰る風習など、馬に関わる行事が多かった。そのため、古くから馬の玩具や木馬などが造られ、伝統となった。チャグチャグ馬コの祭りで装飾された馬を模し、鈴を付属させた木製の馬玩具や、木製の馬を波模様が描かれた台車に乗せ、絵馬を立体化したような作りになっている「板馬」、宇治川の合戦で先陣争いをした馬にちなんで考案された、波の模様を描いた台の上に赤い色紙で出来た垂れを付けた「先陣駒」、胴に布帯を巻き、首に鈴を付けた藁製の「忍び駒」などが存在する。
出典:wikipedia
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