ニンジャ400R(ニンジャよんひゃくアール)は、川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニーが製造するオートバイである。なお本項ではニンジャ400、ノンカウル仕様の ER-4n(イーアールフォーエヌ) および日本国外仕様車の ERシリーズ を派生車種も含めて記述する。ニンジャ400Rは2010年8月1日に発売された。この車両はカワサキモータースエンタープライズ(タイカワサキ)で生産されており、日本国外で発売されている ER-6f/Ninja650R(下記) のエンジンを、かつて生産されていた EX-4 と同様の399ccエンジンに変更して日本における普通自動二輪車の枠内に収めているが、車体は ER-6f とほぼ共通となっている。同年11月15日にはABS仕様が追加発売された。ニンジャ400(Ninja 400)は2013年12月1日に発売された。車体は2011年モデルのNinja650(下記)と共通化され、エンジンは改良を加えたものが搭載されるがスペック上は400Rと同一になっている。ER-4n(イーアールフォーエヌ)は2010年8月1日に発売された。この車両も Ninja400Rと同様に国外仕様の ER-6n(下記) を国内仕様にしたものである。Ninja400Rとの違いは、サイドカウルを装着せずヘッドライトやメーター周りの形状が異なっている。この車両もNinja400Rと同時にABS仕様が追加発売された。この車両はモデルチェンジされないまま2013年モデルをもって生産終了となった。ER-6n(イーアールシックスエヌ)は2006年に日本国外仕様車として発表された。位置づけが ER-5 の後継にあたるため、この車両がER-6シリーズのメイン車種として扱われている。エンジンは環境規制に対応させた水冷4バルブ180度クランク2気筒649ccエンジンを搭載し最大出力71psとなっており、マフラーは容量を多く確保するため車体下部に装備させたダウンマフラーとなっている。車体構造はスチールパイプによるトレリスフレームとなっており、後輪サスペンションは車体の右側に寄せてデザインの一部に取り込んでいる。またヘッドライトはカウルで覆った縦目2灯で、全体的にそれまでのカワサキ車とは大きく異なるデザインの車両となった。2009年のモデルチェンジでは全体的にフレームの構造を見直し、車体のエッジにあたる部分がより先鋭化されたデザインとなった。また2009年モデルより生産が日本からタイカワサキに移管された。なおABS仕様車も発売されている。2011年に再度モデルチェンジされ、フレーム前部はスチールの2本パイプとなり、スイングアームも2本パイプを強調するデザインに変更された。また車体デザインの見直しによりフロントウインカーが別体式となっている。ER-6f(イーアールシックスエフ)も2006年に日本国外仕様車として発表された。北米向け仕様のみ Ninja650R(ニンジャ650アール) とネーミングが変更され、さらに2012年式のモデルチェンジに伴いNinja650へと改称された。エンジンと車体構造は ER-6n と共通であるが、前面には横目2灯ライト一体型の風防を装着し、側面下部にもフェアリングを装着させており、ツアラーとしての使用を見据えたスポーツタイプの車両となっている。2009年、2011年に ER-6n と同様にモデルチェンジを受けている。ウェルシス(Versys)は2007年に日本国外仕様車として発表された。エンジンはER-6と共通だが低中速域を重視して最大出力は60psとなっており、車体構成もアップハンハンドルを装備し全体的に腰高となっただけでなく、後輪のスイングアーム形状を変更し、フロントサスペンションは倒立となっている。またライトもER-6と異なる形の縦目2灯となり前面風防も装備されている。なお全体的な車体デザインはマルチパーパスに近いが、この車両は舗装道路での走行を基本としたスポーツタイプの車両と位置づけられている。2010年と2014年のにモデルチェンジでは、共に車体とヘッドライトの形状が変更されている。なお2015年モデルより ヴェルシス650 として正式に排気量が記されるようになった。ヴェルシス1000(Versys1000)は2011年に発表された。なお。このモデルはZ1000やニンジャ1000をベースとして開発されたことから、マルチパーパスタイプの車体としては異例の直列4気筒エンジンを搭載しており、ERシリーズとは異なる面がある。ER-5(イーアールファイブ)は1997年に発表された。この車両は欧州向けのエントリーモデルとしての位置づけで、バリオスのフレームとサスペンションを強化した構造の車体に、GPZ500(EX500)の水冷並列2気筒エンジンを搭載したものとなっている。ER-5は10年近く生産されたロングモデルであったが、環境規制に対応せずER-6シリーズに引き継がれる形で生産終了となった。
出典:wikipedia
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